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【まなぶ】トタン小屋をつくってみよう

今回は大阪府交野市にある美容室兼ジオラマギャラリーのCARAさんに伺い、ジオラマ教室でトタン小屋の作り方を教えてもらってきました。

ヘアカット&モデルズCARA

こちらのお店は2020年12月に開店されました。
店名の「CARA(カーラ)」はイタリア語で「かわいい!」の意味とのこと。
常に「かわいい!」を追求する淑女のアシストと、
実に「かわいい!」ジオラマや模型を創り上げるクリエイティブなお店です。所在地は、〒576-0042 大阪府交野市梅ヶ枝55-13
最寄駅は、京阪交野線郡津駅で交野市方面へ徒歩5分
電話番号は、072-808-8892 です。(ヘアーカットの事前予約はできません)

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ジオラマ教室Bコースでトタン小屋をつくる

8月から開催されているジオラマ教室は2つのコースがあり、
Aコース(¥3300)は数回に分けて池のある庭をつくるプログラム。
Bコース(¥2200)は1回でトタン小屋をつくるプログラム。
いずれも実施の日程は自由設定ですが、準備のため事前の問合せ・申込みは必要です。【お店のジオラマ教室告知】
今回私はBコースを選択。この教室で建物の塗り方やサビやウェザリング(リアルな汚し)の表現を身につけるのが目的です。
ベースとなるキットはこちら、梅桜堂(ばいおうどう)さんの「トタン小屋 1/80」です。

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①小屋組み

こちらがキットの内容

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右側のベースとなる小屋を組んで、真ん中のトタン板を貼っていく流れになっています。
まずは小屋組みから。

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小屋のパーツを切り出します。
今回マイツールを持ち込みましたが、CARAさんで必要な工具や道具を借りることができますので、ご安心ください。

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この土台に、

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この壁パーツを、

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折って箱にして…

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土台にくっつけます。
実に精度の良い設計とレーザー加工でできていますので、初心者でもストレスなく組むことができます。
そこに屋根のベースを貼りつけて、乾かしている間にトタン板の塗装へ。

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②トタン塗り

念のため切り出す前にパーツ番号を裏面にメモしておいて、レーザーて彫刻された表面を塗装します。
塗料もCARAさんで出していろいろ出してもらえます。
今回はボード用のカラーマーカー(ポスカ)をチョイス。乾くのが速いので作業性が良くて新発見でした。

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マーカーの芯を塗料皿に押し付けて塗料を出して筆で塗っていきます。
キレイに塗れなくても、いや逆にムラのあるほうがかえって味というかリアルさが出るので気楽な作業です。
作例にあわせて壁を緑系、屋根を青系で塗っていきます。

③サビ入れ

ベースカラーを塗って乾いたトタン板にサビを描いていきます。
サビはトタン板の下辺からサビて朽ちていくので、そこから上に向かってハルレッド(船底の赤、艦船モデラーおなじみのカラーですね)を塗りつけていきます。

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(↑精一杯の画力で説明)

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おお、いかにも「サビ」っぽく見えてきましたね。

そしてサビを描いたトタン板をベースの小屋に貼っていきます。

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貼ったトタン板が乾くまで待つついでに髪をカットしてもらいつつ…
次はその上からサビ汁をクリアーオレンジと溶剤で描いていきます。

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サビ汁のグラデーションを描くには、塗料皿で調整すると便利だと教わりました。

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④仕上げ

サビ汁を描いた小屋にエアブラシでスミ入れ塗料を噴きつけて全体のトーンを整えます。
そして小屋と地面の間に雑草を生やします。

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草も下草やツタのような蔓性植物まで選びたい放題&植えたい放題です。

⑤完成

そして完成です。

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左はCARAさんの展示作品、右がウチの製作品です。
おお、あのあこがれていた鄙びたトタン小屋がついに我が手で…
やはり雑誌やWebで知識や方法だけを蓄積することと、実際教えてもらいながら経験や実感を得ることは格段の違いがありますね。また店内随所に飾られた小さなジオラマが本当に良い見本になるのでイメージをふくらませたり、それをつくるための質問ができたりするところがCARAさんの魅力ですね。
こちらで教えていただいた技法でジオラマの建物を作ってみたいと思います。

お盆は過ぎましたが、夏休みの自由研究に、またストーリーに満ちた小さな世界の創作にチャレンジしてみたい方はCARAさんへ是非どうぞ!


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