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債務償還年数だけでプロっぽい会話が出来る!

中小企業の経営者と「プロっぽい話をしたい!」と思っている人は是非【債務償還年数】の話をしてみてください!

債務償還年数とは簡単に言うと会社の借金を何年で返済出来るか?を確認するもので返済能力を測る事が出来ます。計算式は以下のとおりです。

債務償還年数(年)=(有利子負債)÷(経常利益+減価償却−法人税等)

※有利子負債は返済義務のある借入金や社債等

簡単な例を出したいと思います。

上記A社の債務償還年数を計算してみましょう。

債務償還年数(年)=(1,000万円+5,000万円)÷(600万円+100万円-100万円)=10年

となります。会社の財務内容によっては計算式が少し変わる場合もありますが一般的にはこの計算方法で債務償還年数が算出できます。
「A社は今ある銀行借入を10年間で返済出来る力がある。」という事です。

この債務償還年数は中小企業にとってかなり重要な数値です!なぜかというと銀行が中小企業に融資をする時の審査基準の一つに債務償還年数があるからです!

債務償還年数が長すぎる会社は融資をしている(もしくは融資を検討している)銀行側からすると「返済にこんなに長い期間が掛かる会社は返済能力が低い。融資をしたお金が返ってこないかもしれない。」とリスクが高い会社とみなされ良い条件で融資を受かられなかったり、最悪の場合、お金が1円も借りられなくなる場合もあります!

では、銀行から「お金が返ってこないリスクの高い会社」とみなされない為には債務償還年数は何年以内であれば良いのか?
一般的には10年以内と言われています。
債務償還年数は期間が短ければ短いほど返済能力が高い会社、という事になります。(※融資の種類、目的によっては10年超でも問題ないケースもあります。)

計算式の通り、債務償還年数は中小企業にとって重要な数値ですが計算は簡単です。
「銀行が御社を優良会社として取引しているのか?リスクが高い会社として取引しているのか?債務償還年数で分かりますよ!」
という案内から電卓を使って簡単に算出出来る債務償還年数で会話の内容がグッとプロっぽくなること間違いなし!


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