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年をとるということ

30代のときのことなんか
昨日のことのように憶えているけれど
時間的にはもう四半世紀も過ぎているんやなあ。
あのとき、ああしてたらどうやったやろう?とか
あのままだったらどうやろう?とか
いくつもの選択肢を自分で選んできた。

たとえば、電車に1本乗り遅れただけで
人生が変わってしまうことだってあるし
左に曲がってなければあのひとにばったりあえなかったり
5秒差でニアミスしたり・・・
そう思うととても不思議だな。

そんな毎日を積み重ねて
自分の手を見ると
「経たよなあ〜」笑 と感じる。

だからといってもう一度20代や30代に戻って
やりなおしたいか?ときかれると
即答で「NO」だな。
今の感覚やスキルで戻れるならいいけどね。

子育てもとうに終わり両親も見送り
あとは自分の人生だけ。
あの頃のことを思うと夢のよう。

自分が年をとるのと並行して
まわりのみんなも年をとり
いつのまにか立場も逆転するようになって
嬉しくもあり寂しくもあり。

この季節は何かが終わったり始まったり
そんな思い出とともに
複雑な感情が入り交じる。

さくらんぼの🌸桜の花が散って
今年は驚くほどたくさん実をつけそう。
果たして散ったあとの私は、
そんなにたくさん人の心に
実をつけることができるんだろうか?

きっといなくなっても
何の支障もなく世の中はまわって
何ごともなかったように消えていくのかもしれないな

儚いなあ。人生は。人の夢は。

だけど、これはネガティブな感情ではなく
自然に逆らわない感情。

最近立て続けに身近な人が亡くなっていって
ちょっとまいってはいるけれど
自分の人生のしまい方を用意しておかなくちゃなあと
思うようになってきたなあ。

まあ、おしまいのおしまいには
「ああ、楽しかった〜」と
ハッピーエンドの映画のようにいくことが
私の最終目標だな。笑

幸せなこっちゃ。


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