貯金簿と目的別口座で「ある」を見る
ファイナンシャルとかの話ではありません、あしからず。
お金の管理がものすごく苦手だった。
やりくり苦手なのにカツカツ!だからどうにかしたいと、沢山試してきた。
袋分けしたり、家計簿をつけたり、通帳を家計簿代わりにしてみたり、沢山の口座を使い分けてみたり...
でもどーーーーしてもうまくいかない。先取り貯金なのに、結局一部を引出したりして、毎月大して貯まらない...
ブランド物は趣味じゃないし、洋服ももともとそんなに沢山は欲しくないし物持ちが良い、何年か前までガラケーで今はキャリアをやめてかなり安い、保険も最小限、車もない、お酒タバコやらない・・・・で、なんでよ??
何がダメなのか?どうなったらいいのか?と考えてみると、
「お金が見えないこと」に原因がありそう。
袋分けしていたときは、物理的にお金が見えて安心だった。毎週使えるお金がいくらあるかわかるから。
でも、最初に予算を細かく組まないと週ごと分けられないくらいカツカツだったので、まず最初に「ない(ものすごく少ない!)」を確認してからそれをさらに分ける作業が辛くてできなくなった・・・
「お金が見えない」というのは、
たとえば43,000円先取り貯金したとして、
①先々の修繕積立金→10,000円
②教育費→15,000円
③特別費→10,000円
④予備費→8,000円
とかにしたいのに、
通帳に「43,000円」を表示させるには、一度43,000円を出金してから入金しないと通帳上で数字として見ることはできない。
そうすると、次の入金や通帳を見るタイミングなどで、
どれがこの前先取り貯金した43,000円かがわからなくなる。残高のなかのどれが今月の43,000円かわからなくなる。
私の今月の43,000円が行方不明のまま、流用されていくようなイメージに笑。(本当はただ貯金に加算されただけ)わかる人いるかなぁ(笑)
これ、身内には「なにそれ?どの43,000円かなんてどーでもいーじゃん!」と言われて、「なんかものすっごい頭悪い人の考え方なのかな・・・・」と気持ちがゲッソリして、一度はひっこめた(自分の中で)けど、やっぱり結局これに行き当たる。
もう
アタマ悪!とか言われても、これが私のお金管理のストレスなんだ!と思って掘り下げてみたら、目指す最終形はこれだった。
「目的毎にお金を分けて貯金し、お金ごとにメモを自由に入れたい!!」
それを実現できる2つのツールがこれ。
貯金簿と目的別口座
【ツール①・貯金簿】
考え方
一般的な家計簿は、減っていくお金を数え続ける方法。(私にはこれが辛すぎた。)
潤沢にある訳ではないからこそ、工夫しようとしているのに、
・そもそも少ないところからスタートして、
・さらに毎回減り続けるお金を数え、
・適正に使えたのか審査されているような苦痛。
・それらを終えて出る数字は毎回「減った金額」という現実。
「ない」ものを数え続ける作業。
対して貯金簿は
・収入から毎月の必要経費(各種貯金も)を全て引く
・これで残ったお金は怖がらずに、本当に自由に使える
というもので、まさに「ある」を見る方法。
貯金簿のポイント
・自由に使えるお金の家計簿を付けなくて良い。
・手元に残ったお金は自由に使って良い。
・だって、貯金は完璧&必要経費も用意済だから!
★例えば貯金ができず必要経費に回したなどの時や、手元の金額が少なすぎる時だけ、ちょっと見直すくらいで良い。
しかも、いくら使えるのかは手元のお金を見ればすぐにわかる。
すごくいいじゃーーーーーーん!!!単純明快、ストレスなし!これを考えた人、本当に天才!!感謝!
【ツール②・目的別口座】
私が使っているのは住信SBIネット銀行。
これを見つけた時は(サービス始まって結構時間経ってたけど)あまりに理想的すぎて、PCの前で「あった!あるんだーーー!!」と叫んだくらい嬉しかった!!
ひとつの口座を開設すると、その口座の中に、自分で自由に名称を決められる5つの口座を設定できる。
私はこう。
総合口座(一般的な口座同様)のなかに、
①家(修繕費など)
②特別費(急な出費に備える)
③子供
④子供
⑤老後
というように目的別口座が作れる。
ポイント
・画面自体がシンプルで事務的でなくてかわいい、加えて口座ごとにこれまたシンプルでかわいいマークを付けることもできる。
・各口座ごとに目標金額を設定できて、達成率がグラフになって「ある」を簡単に見られる。
・お金ごとに名前が付けられる。
例えば、ちょっと足りなくなっちゃった!①の家の修繕費から10,000円を総合口座へ!というときは、①から総合口座への振替画面(入出金欄なども)の動かした10,000円の行にメモ欄がついていて、「○月ピンチ!来月返す!」とか書いておける。
総合口座は通常口座同様、振込や引き出しができる。目的別口座と総合口座の振替は当然、いつでも自由にできる。
貯金簿では、家計簿のような(もっと単純でやさしい)フォーマットなども用意されていて、書いていく(入力もあり)方式だったけど、それすら面倒になっていたので書くのはやってないし、たぶん本来のやり方よりズボラ仕様にアレンジしちゃってるけど、
この貯金簿の考え方で、お金のやりくりがものすごーーーーーーーーーーーーく楽になった。
その上、○○のための貯金、としてきっちり分けたお金が貯まっていく(感覚では積みあがっていく)のが見えるので、楽しくてホクホク(笑)
それでも、急な出費などはあるので、先取り貯金ができないときもあったし、時によりマイナス!もあったけど、そこは見えている貯金各種があるので、「ここが余裕あるからここから出して来月返そう」など、フレシキブルに考えられる余裕が生まれた。
もともとお金関係が苦手なので、これで年間いくら貯金できました!とかいう情報はないんだけど(笑)
自分の悩みや、解決方法に対して、「なにそれ?」と言われたけど、
気持ちを折られつつも解決する方法を探し、組み合わせて活用することで
自分が快適になって生活がわかりやすく明らかに向上した経験は、
今後の働き方や生き方にも通じるものがあると思う。
苦手なお金のことを解決できたことで、
いつも自信がなくて何をやってもダメな自分でもできた!という自信につながり、(こんなことを自信と解釈して良いと知ったのは最近だけど)
自分がいかに、「ない」を見るのがものすごく嫌で、「ある」を見るとわかりやすく頑張れる単細胞か(笑)、に気づくきっかけになった。
私にとって
家計簿は「こうあるべき」「こうでないとダメ」みたいな息苦しいやり方だったけど、
貯金簿と目的別口座で「もっとラクなやり方でいいんだよ」「自分なりでいいよ」と言ってもらえたと思う。
「いいんだよ」って、いいよね(笑)
タイトル画像、硬貨の手は「いいね」って意味ではないだろうけど、ぴったりすぎたので使わせてもらいました。ありがとうございます。
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