見出し画像

【S8シングル 最終839位 R1934】古の侍、現世の厄災、そして未来の騎士様

桜ノ宮ぴあのchはこちら

ポケモン対戦VTuverの桜ノ宮ぴあのです。

ポケモンSVシーズン8シングル レギュレーションDで使用した構築になります。

SVで2回目、ルール変更最初のシーズンだと初めての最終3桁839位を達成できました。
今回は軸となるポケモンをゼロから考えて、想定した動きをかなり再現することが出来たので
来期以降の自信につながるシーズンになりました。


構築経緯

今期はルール変更最初のシーズンであり、環境が固まっていないので、相手の初手テラバースト奇襲等でいきなりアドバンテージを取られないように

  • 気合の襷+対面性能の高いポケモン(ウーラオス・パオジアン)

  • 拘りスカーフ+とんぼ返りを覚えたポケモン(ウーラオス・ランドロス)

  • 行動保障+ステルスロックを撒けるポケモン(ディンルー・襷バサギリ)

のどれかを初手に選出して不利を取らない動きが多くなると考察しました。実際、結構多かったと思います。

それに対して強いポケモンを探してたところ、
物理耐久に厚く振ったスカーフテツノブジンがそれに該当し、実際の使用感が良かったので構築の軸に決めました。
テツノブジンは物理耐久は調整次第で硬くすることが出来るけど特殊耐久は低いので、裏に特殊方面に強いポケモンが必要です。

最初はチョッキジバコイルを使っていましたが型の匿名性が低く、選出画面での圧力があまりに強すぎたのか
結果、役割対象であるハバタクカミ・テツノツツミが選出されずに地面枠やボルトロスを出され、選出負けしてしまうのが今一つでした。

そこでチョッキドドゲザンを採用しました。こちらは選出画面では型がわからず役割対象以外にも単純に単体性能が高いのが強いです。
テツノブジンとの相性補完も抜群。

見た目的な相性も両方剣士(?)でかっこいい!

チョッキドドゲザンではイーユイやテツノドクガ、ウルガモス等の炎の特殊アタッカーには勝てないので特殊耐久に厚く振ったディンルーを採用しました。

ここまでの3匹では単体のパワーが不足気味なのでシンプルに強い襷パオジアン、物理方面のクッションや色々誤魔化せるHB食べ残しカイリューを採用。
最後に受けループやキョジオーンに強い格闘テラス隠密マントサーフゴーを採用して構築完成です。

強そうな並び…!

並び、ものすごく強そう…!!

そして何故かレギュDで解禁されたポケモンは一匹も構築に入らなくてカイリュー以外はパルデアのポケモン。
やっぱりパルデアのポケモン強すぎる…きっとカイリューもパルデアが原産です。生き生きしてます。


テツノブジン

フェアリー・ かくとう

特性:クオークチャージ
持ち物:こだわりスカーフ
テラスタイプ:ゴースト
性格:うっかりや
調整:153(28)-151(4)-131(164)-167(92+)-72(-)-164(220)
技構成:ムーンフォース インファイト かげうち トリック

HB
特化ウーラオスの水流連打+アクアジェットを89.68%で耐え
特化パオジアンの氷柱落とし+不意打ちを確定耐え
S
最速ウーラオス抜き

残りをCに全振り、余りA

物理耐久に厚く振ることで初手の物理ポケモンとの対面性能を高めた、この構築の軸にしてエース。
速さ・物理火力・特殊火力・物理耐久が揃っていてとても強い。まさに騎士様。
その代わり特殊耐久はアホみたいに弱いです。ボルチェンでも時々倒されます。

初手に出てきやすいと考察した以下のポケモンに対して

  • 襷パオジアン…氷柱落とし→不意打ちを耐えるのでムーンフォース×2で対面勝ち。

  • 襷水ウーラオス…水流連打→アクジェをほぼ耐えるのでムーンフォース×2で対面勝ち。

  • スカーフ水ウーラオス…上からムーンフォースで倒せる。

  • スカーフランドロス…上からムーンフォースでかなり削れて、とんぼ返りは全然入らない。裏のドドゲザンの負けん気が刺さる。

  • 襷バサギリ…岩石アックスが半減で全然入らない。

  • ディンルー…スカーフトリックで縛って仕事をさせない。

のような感じで有利な展開を作りやすく環境に刺さっていました。
スカーフは採用率が低いこともあって
ブーストエナジーが発動しない=気合の襷、と誤認されることがあり、例えば、バサギリが草分けから入ってきて岩石アックスを撃たれることなく対面突破!みたいにいきなり有利になることも結構ありました。

一旦引いてからスカーフトリックする動きも警戒されにくいので、積んでくるクレセリアやウルガモスに対して、スカーフトリック→ディンルー引きで対処できたのも強かったです。

テラスタイプはゴーストにして試合終盤の対カイリューの勝率を高めています。
技構成はムーンフォース・インファイト・トリックまでは確定で、ラスト1枠は終盤のトドメ用にゴーストテラスタルと相性の良い影撃ちにしたけど、環境に水テラスタルが多いので10万ボルトや、不利な対面を無理やり処理出来る道連れでもいいかも。


ドドゲザン

あく・はがね

特性:まけんき
持ち物:とつげきチョッキ
テラスタイプ:ひこう
性格:いじっぱり
調整:207(252)-181(76+)-140-x-128(180)-70
技構成:ドゲザン アイアンヘッド けたぐり ふいうち

調整意図
ハバタクカミの臆病眼鏡ムーンフォース+妖テラス臆病眼鏡ムーンフォースを83.21%で耐え

負けん気の発動機会が増えることに期待して特殊耐久を高めたチョッキドドゲザン。
テツノブジンの苦手なハバタクカミ・テツノツツミ・サーフゴーみたいなメジャーな特殊ポケモンに強い。
けたぐりは警戒されにくく、ノーマルテラスタルしたカイリューに撃ったり、トドロクツキに対する安定した打点になってとても強かったです。
テラスタイプは威嚇でまけん気が発動した時にランドロスの地震を透かせる飛行タイプにしました。格闘耐性もあってシンプルに強い。


ディンルー

あく・じめん

特性:わざわいのうつわ
持ち物:フィラのみ
テラスタイプ:どく
性格:わんぱく
調整:257(212)-131(4)-165(36+)-x-132(252)-66(4)
技構成:じしん カタストロフィ ふきとばし ステルスロック

特殊耐久にほぼ特化したディンルー。
オボンじゃなくてフィラにすることで薄目(?)な物理方面を補っています。
発動機会を逃すのが不安だったけど、このポケモンはあまりにも硬すぎて毎回ちゃんと発動してくれました。
相手の構築にハバタクカミorテツノツツミと炎特殊が両方いて同時選出されても対応できる毒テラスタルを採用。毒びしも回収できて偉いです。


パオジアン

あく・こおり

持ち物:きあいのタスキ
特性:わざわいのつるぎ
テラスタイプ:ゴースト
性格:いじっぱり
調整:155-189(252+)-101(4)-x-85-187(252)
技構成:つららおとし かみくだく せいなるつるぎ こおりのつぶて

シンプルな襷パオジアン。ノーマルテラスタルのカイリューが多いので霊テラスタルで採用。
このポケモンは選出画面にいるのが役割のひとつです。初手にテツノブジンが対面したいポケモンを自然に誘えるので構築の軸を活かすことが出来ました。もちろん選出しても普通に強いです。

カイリュー

ドラゴン・ひこう

持ち物:たべのこし
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:みず
性格:ずぶとい
調整:197(244)-x-147(148+)-122(12)-121(4)-113(100)

技構成:エアスラッシュ ほのおのうず でんじは はねやすめ

電磁波エアスラカイリューに炎の渦をプラスしました。
炎の渦の定数ダメージが偉く、テツノブジンのスカーフトリックで縛った相手を捕まえて倒す動きが取れます。
構築に電気タイプがいない&パオジアンの圧力で
電気が無効に出来ない選出を誘うので電磁波も通りやすい。
持ち物はゴツメと迷ったけど、電磁波エアスラしながら自動回復できる食べ残しがやっぱり強かったです。このアイテムもかなり様子がおかしいです。

サーフゴー

はがね・ゴースト

持ち物:おんみつマント
特性:おうごんのからだ
テラスタイプ:かくとう
性格:ひかえめ
調整:189(212)-x-116(4)-187(132+)-113(12)-123(148)
技構成:シャドーボール きあいだま わるだくみ じこさいせい

ズラーチ様がシーズン6で使っていた格闘テラス隠密サーフゴー。
構築記事は以下の通りです。

記事にある通りでこのポケモンは本当に受けループには神のごとく強くて対受けループはほぼ無敗。
連敗しちゃってどうしても勝ちが欲しい時は「受けループ来てください、神様!アルセウス様!」って祈るぐらいには受けループには最強でした。
ドヒドイデの前で悪だくみしてハピナスラッキーに格闘テラス気合玉を打ち込めば終わります。
そして何故かハピナスラッキーに対しては絶対に気合玉を外さなかった最高の受けループキラー。

選出

基本選出は
テツノブジン+ドドゲザンorディンルー+カイリューorパオジアン
相手の特殊アタッカーが炎以外ならドドゲザン、炎ならディンルーを選出。
両方いる場合は初手にディンルーを出して対応することが多いです。両方いる=構築に特殊アタッカーが多い、ということで選出有利になりやすいです。

受けループにはサーフゴー+ディンルー+テツノブジンを選出。

ブジンが刺さらない構築≒相手の構築に単体で強いポケモンが少ないはずなので
ディンルー+パオジアン+カイリューの種族値暴力選出で押し勝ったりしました。

結果

TNぴあの 最終839位 レート1934

TNぴあの 最終839位 レート1934

レンタルはこちら

25JXW4

まとめ

今までルールが変わった最初のシーズンは苦手で、次のシーズンで前期の記事を参考にして構築を組んでいました。今回はゼロから軸を考えて、ある程度自信のある構築を作ることが出来てとても嬉しいです。最近、特殊ルールの仲間大会に何度か参加したので、それで考察力が少しは身についたのかなと思ってます。仲間大会最高!!

今回で最終3桁は2回目ということで、これからは真剣に挑むシーズンは3桁を取ることを目標にしつつ、徐々に3桁前半を狙っていきます!

ここまで読んで頂いてありがとうございました!

近日中にこの構築の軸であるテツノブジンの動画もアップしたいと思っているので良ければチャンネル登録してもらえると嬉しいです。

↓↓チャンネル登録はこちら↓↓↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?