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【S12シングル 最終698位 R1933】偽神暗鬼 不自由な2択ってやつだ

ポケモン対戦Vtuberの桜ノ宮ぴあのです。

ポケモンSVシーズン12シングル レギュレーションEで使用した構築になります。

SVで4回目の最終3桁、698位(連続2回目)を達成できました。
今期は今までと異なり、SV特有のテラスタル環境とインターネット全盛の時代である現代、その2つの視点からランクマッチを捉えて構築を組みました。(大袈裟)


構築経緯

今期はフェアリーテラスのアタッカーディンルーを使いたい!と思ったところからスタート。環境に多い水ウーラオスが水テラス鉢巻水流連打を撃ってくる展開がキツいので水オーガポンを入れることで撃ちづらくできないかな?と考えました。
そこから前期最終1位の方の構築と同じ並びにすれば、その構築のディンルーは水テラスなので鉢巻水流連打はもっと撃てなくなると考え、同じ並びで対面寄りの構築を組むことにしました。

相手目線、レンタルパーティ偽装と思ってもディンルーの水テラスを切ったプレイングは相当できないはず。なぜなら水テラスだった時の心理的ダメージが大きいからです。これを[不自由な2択]と言います。詳細はHUNTER×HUNTER 第2巻 177Pにあります。是非そちらをご参照下さい。

ハンター試験編、やっぱりおもしろい…!

この考え方は相手が前期1位の構築を知ってることが前提になります。
しかし、今はインターネット全盛の時代。SNSや構築記事まとめを全く見ていない4桁前半以上のプレイヤーは少ないはず。なので成立していると思いました。
そして本来、ポケモンの型と役割は固有タイプである程度決まってしまいます。でもテラスタルというシステムはタイプ変更によって型の選択肢が圧倒的に増えるので、同じ並びでも過去作に比べて構築の選択肢が広くなります(多分)。これにより今回の構築が可能となりました。

構築とレンタル

DLC 藍の円盤までは残します!

ディンルー

あく・じめん

特性:わざわいのうつわ
持ち物:オボンのみ
テラスタイプ:フェアリー
性格:いじっぱり
調整:239(68)-178(252)-147(12)-×-113(100)-75(76)
技構成:カタストロフィ じしん テラバースト ちょうはつ

A
火力足りてないので特化
S
無振りガチグマ(暁月)+3
H
16n-1
BD
特殊に厚めに振り分け(特に意図なし)

めっちゃ殴ってくる鹿さん。

今の環境のディンルーはアタッカー型がいないので、フェアリーテラスしてもテラバーストまでは警戒されず、カタストロフィ+テラバーストでカイリューをたくさん倒してくれました。
挑発から入ってくれることも多く1ターンをもらいやすいです。

また構築経緯で語った通り、水テラスを強く意識させる並びなので水ウーラオスが鉢巻水流連打を撃たずに、インファイトorとんぼ返りを選択するためフェアリーテラスが安定行動となります。撃つ技は裏にサーフゴーがいる場合は地震、それ以外はテラバーストを選択することが多かったです。

アタッカーディンルーはカタス外しやアイヘ・氷柱の怯み、テラス後は電磁波→痺れなど下振れ要素満載なところが弱く、これがあんまり採用されない理由なのかなと思いました。それでも等倍での殴り合い性能はとても高くて、テラスして1.5体くらいは倒してくれました。

技構成は挑発の枠をステルスロックと迷いましたが、カバルドンやキョジオーン入りにも出していきたいので挑発にしました。キョジオーンは今期は毒が多かったのでカタストロフィ+じしんで倒せます。挑発とカタス、どっちから入るかは裏の選出次第で決めます(裏がステロに弱い時は挑発から入りたい。)

カイリュー

ドラゴン・ひこう

特性:マルチスケイル
持ち物:クリアチャーム
テラスタイプ:ノーマル
性格:いじっぱり
調整:167(4)-204(252)-115-×-120-132(252)
技構成:つばめがえし じしん アイススピナー しんそく

ASぶっぱ
余りH

ディンルーが環境に多いランドロスに弱すぎるので、その対策としてクリアチャーム+アイススピナーのフルアタで採用。

数々のランドロスを倒してくれた最強の竜。
フィールド破壊効果も普通に偉くて、ゴリランダー+オオニューラorヒードランに対しても強かった。
燕返しは水&炎オーガポンとウーラオスの両方の打点になって思った以上に使いやすかったです。ダブルウィングだったら絶対強すぎるので没収は妥当ですね。
このカイリューも電磁波渦アンコを相手が警戒しているのか、初手対面したハバタクカミが電気テラスしてくれることが何度かあってイージーウィン出来ました。

サーフゴー

はがね・ゴースト

特性:おうごんのからだ
持ち物:ふうせん
テラスタイプ:みず
性格:ひかえめ
調整:189(212)-×-116(4)-187(132)-113(12)-123(148)
技構成:シャドーボール きあいだま わるだくみ でんじは

C
11n
S
準速キノガッサ+1
残りHBD

受けループ対策をしつつも、対面構築にも出しやすくしたサーフゴー。
ハピナスに対して電磁波→悪だくみしてから気合玉を撃ちまくる。ハピナスも瞑想を積んできますが、確率的にハピナスはどこかで麻痺するので、よほど運が悪くない限り勝てます。ハピナスはある程度瞑想を積むと火炎放射してくるのでその場合は水テラスします。
ハピナスのテラスタイプは水or悪なので、水テラスしてくるとサーフゴーで突破できなくなります。しかしその場合は物理受けのヘイラッシャがオーガポンの草技を受けれなくなるので、こちらが有利に展開できると思います。

ふうせんのおかげで神速+地震のカイリューを詰ませたり、キラフロルに対して行動ターンを増やせるので普通の構築にも出しやすくなりました。

テラスタイプは水にしましたが、構築的にチオンジェンが重かったのでフェアリーや格闘でも良かったかも。その分ハピナスに安定しなくなるので難しいです。

オーガポン(井戸)

くさ・みず

持ち物:いどのめん
特性:ちょすい
テラスタイプ:みず
性格:ようき
調整:169(108)-170(236)-105(4)-×-117(4)-165(156)
技構成:ツタこんぼう ウッドホーン つるぎのまい みがわり

S
準速ウーラオス+2
A
ほぼ全振り
残りHBD

対面&崩し枠。対面枠で出すときはハバタクカミと、崩し枠で出すときはサーフゴーと一緒に出すことが多いです。
剣の舞などの積みで崩しを行う場合、特性:天然が厄介ですが、水と草の打点は天然持ちに弱点を付けるので相性が良いと思います。

カイリュー以外のポケモンに強い代わりにカイリューにあまりにも弱すぎるので、カイリュー入りに出すときは他のポケモンで勝てるように選出することを意識しました。

ハバタクカミ

ゴースト・フェアリー

持ち物:ブーストエナジー
特性:こだいかっせい
テラスタイプ:みず
性格:おくびょう
調整:131(4)-×-89(108)-173(140)-156(4)-205(252)

技構成:ムーンフォース シャドーボール あまえる いたみわけ

対面駒その1。
技構成や調整は前期1位とたまたま同じ調整の個体がいたのでそのまま採用。ハバタクカミは裏からしか出さないので同じ型でも問題ないです。(むしろ1体目で偽装であることはバレるので同じ型を使うことで更に混乱させることが出来る?)
ディンルーが削った2体目を処理して3体目を削ったり、甘えるで弱体化させて裏のサーフゴーや水ポンが積む起点を作るのが仕事。裏から出すハバタクカミは高確率でミラーに遭遇するので最速が良いと思います。
前期1位のテラスタイプがフェアリーだったので水にすることでハッサムやウーラオスに強くなるようしたけど、ハッサムは環境から姿を消していました。

ウーラオス(いちげき)

かくとう・あく

持ち物:きあいのタスキ
特性:ふかしのこぶし
テラスタイプ:フェアリー
性格:いじっぱり
調整:175-200(252)-121(4)-×-80-149(252)
技構成:あんこくきょうだ ふいうち インファイト どくづき

ASぶっぱ
余りB

対面駒その2。
最近の悪ラオスは悪技+格闘技なのでフェアリータイプに打点がない想定の相手にどくづきが刺さりました。どくづきは追加効果の毒が偉く、不意打ち択を緩和してくれるのが相性いいと思います。ただ威力が足りないことが多かったのでテラスタイプを毒にしても良かったかもしれない。フェアリーも環境に多いスケイルショットカイリューに強いので難しいです。


選出

基本選出は
ディンルー+ハバタクカミ+悪ウーラオス
ディンルーでテラスを切って1.5体倒してハバカミと悪ラオスで詰めきります。

ランドロス入り
カイリュー+2体
受けループには
サーフゴー+水オーガポン+カイリューor悪ウーラオス

みたいな選出が多かったです。基本選出以外は特に決まった選出はないです。

苦手な構築というかポケモンはチオンジェン!
チオンジェンに対して明確な処理ルートがないのがこの構築の弱点です。
サーフゴーをイカサマ以外に受けだして悪だくみや麻痺で対応するとかはありだったかもしれない。

結果

TNぴあの 最終698位 レート1933

TNぴあの 最終648位 レート1933

まとめ

今回は最終1位偽装構築を使ってみましたが、相手の選択から予想以上に意識していると感じることが多く、相手の選択の最大値を下げることが出来たと思いました。今までと違う組み方で戦えて楽しかったです!
一方で私自身の実力がまだまだなので、同じ発想でも更にいい組み方があったんじゃないかなと思います。
やりたいことが実現できるようにさらに強くなります!


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あとがき「SVバトルメモリーズ」バトメモの素晴らしさについて

今回はコンセプトの関係で同じ並びを使い続けるので、終盤はずっとバトメモで相手の並び・選出・型をメモしていました。
その効果が素晴らしかったので記録しておきます。
皆様、是非ダウンロードしましょう。

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選出択になる場面での回答

対戦をしていると、どうしても初手の選出択になる場面があると思います。
そんな場面でもバトメモの「ライバル分析」機能を使うことで、より選出されやすいポケモンを確認して勝率の高い選択が出来ます。データに基づいた選択をすることで選出択に負けても精神ダメージも軽減できます。

大きく溶かしてしまうことの防止

今回は最終日に初めて2ROM3桁から挑むことが出来ました。
その理由はバトメモをつけていると、対戦→バトメモ→対戦→バトメモ…と毎回ワンクッション強制的に入るので、落ち着く時間を得られたことにあると思います。運負けが続いたりするとプレイングが乱れがちですが、それを防ぐことで大きく溶かすことは無くなりました。

構築の改善点の発見

バトメモの「戦績分析」機能を使えば選出率や勝率をポケモン単位で確認することが出来ます。これにより勝率や選出率が低い原因を考えることが出来ます。
勝率が低い→出し方が悪い、型が弱い等。
選出率が低い→汎用性が低い、環境に刺さってない等。(ピンポイント対策のポケモンは選出率が低くてもOK)

今回の構築だとサーフゴーは最初、隠密マントで採用していましたが、勝率は良いのに出せる構築が少なく選出率が低かったので、風船にして汎用性を高めることで選出しやすくなりました。水オーガポンも勝率が低かったのですが、振り返るとカイリューに負けていたことが原因と分かって、出し方を改善することで勝率も上がりました。


11/25頃の構築の選出率と勝率
最終日構築の選出率と勝率

基本選出の3体の選出率が高く、すべてのポケモンの勝率が50%以上になっていて、バトメモのおかげでいい感じの構築になりました。

バトメモ!ありがとう!パモさん、ありがとう!





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