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ピアノを弾かない人のスタインウェイの楽しみ方

こんにんちは。
『スタンウェイと私と』の管理人、mochaです。

趣味として長く音楽を楽しんでいきたい”大人のピアノ再開組”の一人。夫と子どもの3人家族。(+ピアノ!)
スタインウェイを迎え、新しい日常をスタートさせました。

ピアノを習っているのは、家族で私だけ。弾くのも私だけ。仕事でもなく、対して上手くもない私の趣味のために、リビングの結構な場所を占領するグランドピアノを迎え入れた事になります。

やっぱり邪魔だとか、音が大き過ぎるとか、家族からのクレームも少しは覚悟していました。

でも、美しいグランドピアノの威力は想像を超えて凄かった…!!

子供はYouTubeを見ながら好きな曲を弾き始めたではありませんか。

そして何より驚いたのが夫の変化。
今まではピアノに全く興味がなさそうでしたが、ピアノを触り、音を鳴らしました。(驚愕)

そして、スタインウェイがよく見える場所に座る場所を作り、飲み物片手に「本当に美しいな〜。」を連発。

「絵とか、美しいものを観に美術館に行くだろ?その美しいものが家にあるんだから、最高に贅沢だよな。」

と、グランドピアノの中を覗き込んで惚れ惚れしています。

詳しいことが分からなくても、良いものには人を惹きつける強い何かがあるのだと思います。

スタインウェイの方が納品の際に教えてくださいましたが、スタインウェイピアノは何層も何層も塗装を重ねているのだとか。そして、塗装は塗装専門の職人さんが担当しているので、どの大きさ・クラスのピアノでも、スタインウェイの品質が同一に担保されているそうです。

子どもも、帰宅してスタインウェイを見るなり「風合いが全然違うね!」と言っていましたので、その差は子供でも一目瞭然のようです。

弾かない人は、聴こえてくる音色だけではなく、見た目の美しさを楽しむ。なるほど、そんな楽しみ方もあったのですね。

スタインウェイの方曰く、スタインウェイ・グランドピアノを”家具”として購入される方も多数いらっしゃるとのことですが(驚)、この美しさを思えば弾けなくてもそばに置いておきたい気持ちも分かる気がします。

ただ、インテリアやファッションの一つと、家具のつもりで購入されたご家庭でも、美しいピアノに吸い寄せられ、つい音を鳴らして、結局は家族の誰かが演奏している、なんてこともありそうですね。手に入れたつもりが、手玉に取られていたり。ふふふ、スタインウェイの誘惑、恐るべしです。

好きな音色を家で聴きたい、そんな思いから迎えたグランドピアノでしたが、私自身もスタインウェイが視界に入るたびに、見とれています。

料理は食べてもらわなければ始まらないように、ピアノも触ってもらわなければ始まらないと、視覚的な美しさも大切にされているのかもしれません。

ピアノを弾かない人も、ピアノを弾かない時も、美しさで魅了し楽しませる。今日も我が家のスタインウェイは、ピアノを弾かない家族の視線を奪っています。

今日の練習

  • ハノン

  • 指の基礎連

  • 課題曲(跳躍箇所を中心に)


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