愛がテーマの曲(クラシック)
2月3月はバレンタインデーやホワイトデーがありますよね。
テレビで今の若い人は義理チョコを知らないと言ってました。
コロナで会社や学校に行けなく
渡す機会も減っているだろうとは思っていましたが・・・
さてせっかくなので愛がテーマのピアノ曲って 何があるかな?と調べてみました
一番に思い浮かぶのは
1.リストの「愛の夢第3番」(ちょうど弾いている生徒様がいらっしゃいます)
この曲のもとになったのは 「O lieb so lang du lieben kannst(おお、愛しうる限り愛せ)」という歌曲です
この曲は10年間不倫関係だったマリーダグー伯爵夫人と分かれた次の年に作られた曲です
この2年後にカロリーネ伯爵夫人と出会い、
その3年後この曲をピアノ曲に編曲しました
https://youtu.be/yLilUy0LFXU
2.エルガー「愛の挨拶」
バイオリンでの演奏を良く見かけるのでバイオリンの曲と思っていましたが
ピアノが原曲だそうです。
エルガーとピアノの教え子キャロラインとの 婚約記念に贈られた曲。
当時無名のエルガーと8歳年上の上流階級の出身のキャロラインとの 結婚を実家から猛反対され
そんな逆境の中結ばれた夫婦でした。
甘美で優しいメロディーからは 二人で支え合って生きていくという強い決意と深い愛情があふれています。
3.ブラームス「間奏曲op118-2(6つの小品より)」
ブラームスが亡くなる3年前にシューマンの妻であるクララに献呈された曲です
シューマンがライン川で自殺を図り精神病院に入院した際に
ブラームスはクララを献身的に支え、
距離が近くなり、
ブラームスは14歳年上のクララに特別な感情を抱くようになったそうです。
大好きな曲です。
https://youtu.be/pQOp9nfOQ7A
4.シューマン/リスト編「献呈」
シューマンが結婚式の前日に妻のクララに送った歌曲集「ミルテの花」の
第1曲をリストがピアノ独奏用に編曲した曲です。
クララは世界初のワーキングマザーとして
活躍した女性です。
シューマンはそんなクララを音楽家としても女性としても尊敬し、 とても愛していたことがこの「献呈」でわかります
https://youtu.be/NgifROxU378
5.ショパン「ピアノコンチェルト第2番」
先に書かれたピアノ協奏曲第2番は、
初恋の人 コンスタンツィアへの
実らない片想いに悩む青年ショパンの想いが
全曲を通して根底に流れており、
聴く人の胸を打つ作品です。
改めて楽曲を調べてなるほど~と思いました。
演奏する上でこういった背景を知ることで 想像が豊かになり演奏にも幅が出ると思います。
色々なピアニストの演奏をYou tubeで聞くことができ お気に入りの演奏を探すのも楽しいです。
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