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隙間をあけて

久保さん、皆さん、こんにちは。
南波です。
奈良は雷とともに雨が降ったり止んだりしています。皆さんのところはいかがでしょうか。
まだ蒸しますけど、ここから少しずつ涼しくなっていくといいですね。

お盆の間は、久保さんのところはどんなふうに過ごされていたのでしょう。
お盆はお盆向けのお仕事でお忙しかったのでしょうか。
お彼岸に向けて、と書かれていたのはきっとおはぎづくりのことですね。今年も混ぜるのですね、あんこを。
草刈りもですけど、厨房のお仕事も火の元は暑いでしょうから、お体に気をつけてくださいね。

こちらは、特にお盆らしいことは何もしないお盆でした。というのも、亡くなった皆さんには毎日手を合わせていますので、「お盆だから◯◯をしなくては」ということが特に思い浮かばなかったのです。
家族に関係するお墓というものが近くにはなく、夫のお母さんのお骨は我が家の「お参りコーナー」に、他の亡くなった方々の写真と一緒に置いてあります。なので、そのお参りコーナーのお水は毎日取り替えて、手を合わせているのです。

でも家族の中でいつもこういうことをしているのは私だけなので、お盆らしく、息子や夫にも「はい、お参りしますよ」と促した方が良かったのかしら。
まあこういうことは人に押しつけるものではないので、私だけやっていればいいとも思うのですけど。

前回の私の舞い上がった文章を読んで、久保さんが「後押し」と書いてくださったのはきっと、そのお参りコーナーの方々や、その他の皆さんの「後押し」なんじゃないかしらと、勝手に感じています。ありがたいことです。
そしてそんな「後押し」と、これまた久保さんが書いてくださった「体内時計」とが、カチッと合う瞬間をできるだけ逃さないように、いつも少し心の余裕を持って生きていきたいものだと最近は思っています。

去年の春に前の仕事を辞めたあと、いろいろ考えたんです。次の仕事が決まるまで時間があったので。
それで、毎日の生活の中で絶対に外せないこととして、「家の中で笑顔でいる」「ベランダの植物の水やりをする」「お参りコーナーの水を替えて手を合わせる」があるなあと思い、これらができなくなるくらいにしんどくなる働き方はしないぞ、と決めたのです。
どんな場所で、どんな条件で働くかももちろん関係すると思いますが、それ以上におそらく、自分の心がけが大事とも思いますので、それからは、無駄に自分を追い込まないよう気をつけるようになりました。
ついつい頑張っちゃう時があるんですよ、頼まれてないのに。
それで自分が豊かになって元気になればいいのですけど(この間のピアノの時みたいに)、毎回そうなるとは限らないというのがやっとわかってきましたので、今はほどほどに、隙間をあけて生きています。

それでやっぱり、ベランダに出てぼーっとしてるのが好きですね。
水をすすりにくるのはアブじゃなくてドロバチでした。黒い体に黄色い線が2本。とてもおとなしい種類のハチらしく、スズメバチのようにすごい羽音でこちらを脅かしたりしません。
この間は水を取り替えてる最中にやってきてしまい、皿の中が空だったので「あれ?」という感じでとまどってたんですけど、しばらくホバリングしながらその場で待ってくれて、私が水を注いだら静かにすすって静かに帰っていきました。

前(7月3日)に書いた奈良国立博物館の『はっけん!ほとけさまのかたち』展、行ってきましたよ。
ワークシートのクイズを解きながら、各地から集まった仏さまを見て、最後にはおえかきコーナーで仏さまの絵を描きました。
「ああちゃんの本気を見せてもらおうじゃないの」と息子に言われ、私は薬師如来の絵を。

息子は不動明王の絵を描いていましたが、こういう時彼は「時間配分」とか「他の人が待ってくれてる」とかいうことを完全に無視してしまうので、私は待ってる間何周も展示を見てまわることに…。そして最後には結局ケンカに…。

さ、明日からまた、私もぼちぼちと仕事です。隙間をあけつつ。
皆さまもそれぞれにお忙しいかと思いますが、そんな中でも根を詰めすぎず、できるだけリラックスしてお過ごしください。

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