最硬デッキマスティモン
あいさつ
みなさんこんにちは!
ゴリです!
今回は環境に存在する受けデッキである、
「マスティモン」の解説をしたいと思います。
動き解説
スタートデッキとして発売され、「黄と紫のレベル5」でジョグレスという要求値の高さからカードパワーは高めに設定されているデッキです。
※ここでいうカードパワーとはDPではなく、カードの性能の話です。
当時は高かったDP13000も現在では標準ラインになりインフレを感じます。
待望の混色オプションは色が一致していることもあり、実質的なマスティモンデッキの強化でした。
このカードの存在で強化の方向性が「DP6000以下のレベル5」ということがわかります。
BT11「ディメンショナルフェイズ」で強化を貰い、受けデッキの中でも自分の動きを通すという選択肢が生まれました。
3枚コンボではありますが
①御神楽ミレイでメモリー+1することでメモリー2からターン開始
②どちらか進化して相手にメモリーが1だけ移る。
③両方揃うことでメモリー+1となりターン続行
という的確な強化だったといえます。
進化元効果や他のカードとの組み合わせによっては更にメモリーを節約できたり、ジョグレスすることでメモリーが増えることもあります。
構築
動きを強くする都合上、様々な状況に対応できるように1枚採用のカードが大変多いです。
※普段からキレイな構築を心掛けているのであまり好みではないです。
世の中に出回っているレシピと大きく違う部分が
・紫軸
だと思います。
※後述しますが軸に様々なパターンがあり環境によって構築や動きがガラッと変わるデッキになります。
11弾環境で紫軸を採用した理由は
「イグニートモン」の存在です。
「マスティモン」の「効果で登場」させる部分と相性が良く、「御神楽ミレイ」によって片割れを登場させた際にもメモリーを回復できます。
なにより、ジョグレス進化すると進化元効果が再度使用できるルールによってメモリー+2の進化元効果となります。
「イグニートモン」の持つアタック時効果も除去として活躍するだけでなく
「オファニモンFM」の消滅時効果を能動的に発動させ
デッキの核である「テイルモン」を使いまわすことができます。
その他のあまり見ることのないカードは
1枚目は
「呼応冥軍」です。
「フレイムヘルサイズ」の枠を奪ったカードになります。
トラッシュから登場させられる条件としては
DP6000以下の紫か黄のデジモン>>>>紫のレベル4
これくらいの差がありますが、このデッキでは「テイルモン」を使いまわすことが大切だと判断したため十分すぎるパワーを感じました。
トラッシュに用意しなければいけない部分を除いては
・4コスト
・効果で登場
という噛み合いを見せます。
「レディーデビモン」+「エンジェウーモン」+「マスティモン」を手札に揃えに行く都合上、手札を回していく必要があるので
デジタマの効果で序盤に使用することのできない「呼応冥軍」を破棄してドローに変換できる点も優秀です。
序盤からガンガンにドローカードとして破棄することを考えると、効果自体は互換になる「誇りをかけた戦い!」も採用圏内です。
専用デッキでしか使われていない
「バグラモン」の採用も個人的には必須レベルです。
相手のデジモンの数で効果が変わるので使いにくそうですが、このデッキではどちらの効果も噛み合います。
相手の手札を確認して1枚破棄する効果(以降ピーピングハンデス)は、相手の手札を確認することである程度の相手の攻め方やゲームプランを把握することができます。
こちらがきついカードを抜くことで逆転させない状況作りにも役立ちます。
※少ない枚数しか採用されないレベル7のデジモンを抜くこともできます。
複数体存在する場合の相手の進化元に送ってしまう効果は、耐性持ちのデジモンを耐性がないデジモンの進化元に送ることで「マスティモン」の効果で消滅させられるようになります。
そもそもDP13000以下のデジモンの進化元に送ってしまえば、「マスティモン」で上からブロックできるので1ターン返っても問題ありません。
相手が進化したときか、進化元が増えた時にセキュリティを消却することができ、攻めることが苦手なこのデッキでもゲームスピードを加速させられます。
複数体いた時にはそのまま使用することができ、ピーピングハンデス後も相手が進化したら使えるのですさまじいマウントになります。
ジョグレス進化することでゲーム中盤以降は高確率でこの盤面になります。
ジョグレス前に相手の場にデジモンが4体以上存在しなければ「ルーチェモンFM」に「バグラモン」を進化させることで
レベル6以下1体orテイマー1枚消滅
+レベル5以下1体消滅
+ピーピングハンデス
になり1ターンでアドバンテージ差が開きそのまま勝てることがほとんどです。
進化して「マスティモン」や「バグラモン」を処理しようとしても、進化時の退化効果でないかぎりセキュリティ消却にもつながります。
※仮にバグラモンを退化しても「道連れブロッカー」は残るので問題ないです。
以上の3枚が新しく採用されたカードになります。
そのほかのカードは既存の構築でも見ることが多く、紫軸ゆえの採用カードなので割愛します。
その他の軸
黄軸
プロットモンから進化することで、実質2ドローになるカードです。
劣勢からセキュリティを増やすことができるので、耐久性が格段に上昇します。
天使型なのでサーチでき、DP6000のブロッカーとしても利用できるので評価は高いです。
セキュリティから加えることができるので、序盤に使えば5枚の中から選ぶことができ安定感アップです。
終盤は「マスティモン」の効果で使いまわしセキュリティのオプション枚数比率を上げることができます。
※盾落ちした「バグラモン」を加えるプレイはかなりやります。
黄色軸の特徴はデッキを掘る力が少ない代わりに、セキュリティをリソースにします。負けないことに特化しているイメージです。
相手の心を折るレベルのリカバリーをし、セキュリティ枚数差の時間切れが一番の勝ち筋になります。
大会の規定次第では時間切れの場合「両者敗北」パターンもあるので選択するタイミングは注意が必要です。
赤黄軸
「サンライズバスター」を採用することで「御神楽ミレイ」が手札にあっても場における可能性が高まっている構築です。
この構築の特徴は色条件の関係で
テイマーを多数採用していることで、メモリーを大量に確保することができ自ターンの動きが強くなります。
赤×黄の混色デジモンを採用することで「サンライズバスター」を使用しやすくなるなぁ
というところまで考えて制限になり終わったデッキです。
公式でも公開されていた軸であり、今後の覇権もあり得ましたが仕方ありません。
惜しい軸
「マスティモン」に到達する前にゲームが決まってしまう早い環境になった場合は可能性のある軸だと思います。
純粋に黄×青、紫×青の混色が増えるだけで「シャッコウモン」のジョグレス成功率が上がるので今後に期待です。
完全にネタ枠ですが「ひめちか」+「ミレイ」の動きは強かったです。
調整時間40分で崩しました。
採用カードと回し方
数ある環境デッキとの比較をすると、レベル3が極端に少ないので順当進化を目指していないことは明確です。
できたらラッキーくらいのノリです。
そんな中でもゲームに必ず絡ませたいカードは「テイルモン」になります。「テイルモン」を何度も何度も登場させることでコンボパーツを集めていき「マスティモン」まで繋げます。
調整してみると「テイルモン」では手札に加えることができないテイマーを回収できるカードが求められました。
そこで採用されたカードが「ドーベルモン」です。
消滅時効果を発揮するために序盤からガンガン攻める動きが、最終的な詰めの楽さにも繋がります。
「呼応冥軍」で登場させても最低限の役割を果たし、「呼応冥軍」で登場させたい「テイルモン」をトラッシュに送る可能性も秘めています。
※「呼応冥軍」がセキュリティか手札に確認できている時は基本的にテイルモンを回収しないです。
枠さえあれば複数枚採用したいです。
レベル4の枠は「テイルモン」4枚+「ドーベルモン」4枚でもいいくらいです。
この2枚は「マスティモン」の効果でセキュリティに埋めて、別のデジモンを登場させることでセキュリティを強くする役割です。
「ウィッチモン」はゲーム終盤に「レディーデビモン」を回収することでジョグレス進化を狙いに行きます。
「インプモン」は「ガジモン」「サイケモン」どちらかが相手に効いていると判断した場合積極的にセキュリティに埋め、攻撃することを躊躇させたり行動を制限させます。
どちらもゲーム開始時に素埋まりしてもも強力なので入れたほうが良いと思います。
※「ウィッチモン」は「レディーデビモン」を回収するためだけに入れたので補助輪的要素が多く、手札キープがしっかりできるプレイヤーは必要ないです。
その他のレベル4
今回は「デビモン」系統を採用し、「エンジェウーモン」の効果でブロッカーにして守りを固める構築にしました。
BT2「デビモン」は退化されても道連れを与え続けることができ、「レディーデビモン」の進化元効果と組み合わせることで耐性持ちを2回の道連れで消滅できます。
BT11「デビモン」はこのデッキタイプでは貴重な速攻枠であり、自分のターンには道連れで処理することも可能です。
手札に呼応冥軍+4メモリーの状況で相手のセキュリティを削り切り、安全にダイレクトアタックできます。
ブロック不可のデッキや、多面展開することがデメリットになるデッキが増えるとこの枠がコロコロ変わっていくと思います。
レベル5枠
エンジェウーモンから進化するだけでリカバリーできます。
ブロッカーになることができたら自身の効果と合わせて
3面止められるのでアグロデッキにも優秀です。
2枚コンボを決められるだけで、せっかくジョグレスした「マスティモン」が消滅することが良くないと判断し採用しました。
DP6000以下消滅が噛み合いすぎているので別の「エンジェウーモン」の採用も考えましたが、そうするとブロッカーを与えることができず殴り負けてしまいました。
レベル6枠
同ネームということもありしっかりサーチに引っ掛かります。
効果は攻めの際に重宝し、前述したBT11「デビモン」を登場させることで2点作ることができます。
ミラー戦やその他のセキュリティが強いデッキと戦う際に使います。
個人的にも迷っている枠で、暫定的に採用されているカードです。
他に良いカードがあったら教えてください。
「御神楽ミレイ」の効果を使用して盤面が「エンジェウーモン」+「レディーデビモン」になった場合に、ジョグレス以外の択で使用してギリギリ強いレベル6 という考えで採用されています。
消滅時効果が優秀ですが、昨今の環境では消滅以外で除去されてしまうので評価が下がっています。
セキュリティを増やすだけで終わってしまうことが多く、今後の相性のいいカードに期待です。
レベル7枠
要求値の高さから強力な効果を持っています。
以前から採用される可能性のあったカードですが、今回は「堕天使型」のレベル7ということで採用しました。
必要なときにサーチや回収ができるので1枚あるだけで役に立ちます。
ミラーのマウントも返すことができ、DP15000のブロッカーを作ることもできて便利です。
「ラグエルモン」まで採用することで効果の安定率が上がりますが種族が噛み合っていなく、セキュリティからの回収方法のがないことで不採用となりました。
別パターン
セキュリティからレベル7が登場するので「マスティモン」の効果と噛み合いが良いですが色が弱く採用を見送りました。
本題の回し方
どうにか「テイルモン」を公開領域に用意し、登場させることをスタートとします。
その後のゲームはコントロールするだけなので臨機応変に対応します。
ぶっちゃけるとカードゲームが得意でないと使いこなすことができません。
僕自身も完璧とは言えないので練習あるのみだと思っています。
今までのマスティと違い、相手のアタックをブロックする選択肢ができたので攻撃するタイミングが非常にシビアです。
周りで使ってる人を見てもデッキがなくなって負けてしまうパターンを多数確認できます。
デッキ切れ(LO負け)をケアできるようになれば更なる活躍が見込めます。
使い始めてすぐに強さを実感できるタイプのデッキではないので、まずは採用カードを吟味し構築を固め、構築にあった動かし方を覚えていきましょう。
強いカードを複数枚採用する。
という原則で構築するとこんな感じになります。
1枚採用のカードが輝くデッキでもあるので好きな形で調整してみてください。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?