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111.鎌倉時代の占い?社会にも影響を与える六曜をどう捉えるか

みなさん、「六曜」ってご存知でしょうか?

カレンダーを見ると、よく日付の数字の横に小さい文字で「大安」とか「仏滅」とか書かれている、アレです。

実は私も最近調べて、初めて「六曜」ということ知りました。笑

友引の日だったら「友を引く」だから、葬儀を避けた方が良いくらいの話は聞いたことがありました。

しかし、他にはどんな言葉があるんだろう?ということや

カレンダーを見ながらちょこちょこ目にしてはいたけれども、どんな文字が書かれているか、それぞれに込められた意味は何かとか、全然知らなかったな、日本人なのに、、。

と思い、調べてみました。

そもそも六曜とは?

六曜について、下記のサイトで調べてみました。


六曜とは、毎日の吉凶(縁起の良し悪し)を占う際の考え方であり、鎌倉時代の頃に日本に伝わったとされているようです。

日付の中に、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順番で6種類の「曜」が設定されていてそれぞれに意味を持たせているようですね。

下記に、引用ですがまとめます。

■先勝
先勝の読み方は「せんしょう / せんかち / さきがち / さきかち」です。
先んずれば即ち勝つという意味を持ち、万事に急ぐことが吉とされ、訴訟事に良い日とされています。
なお、時間帯によって吉凶が変わり、「午前中が吉・午後2時~6時までは凶」とされます。

■友引
友引(ともびき)の語源は、勝負事で引き分けになる日(共に引き分ける)だと言われます。
現在は凶事に友を引くという意味が一般的で、葬式や法事は避けるべき日と認識されている方が多いでしょう。
葬式や法事が避けられる理由は「友人を冥土に引き寄せる(死ぬ)」という迷信があるからです。
時間帯別の吉凶は「朝が吉・昼が凶・夕方は大吉」とされています。

■先負
先負けの読み方は「せんぶ / せんぷ / せんまけ / さきまけ」です。
先んずれば即ち負けるとされる日なので、勝負事や急用を避けるべきで、万事に平静であることが良しとされています。
また、「午前中が凶で午後は小吉」とも言われます。

■仏滅
仏滅(ぶつめつ)には、物事が滅する(終わる)という意味があり、仏すらも滅する大凶日だとされます。
六曜の中では最も縁起の悪い日とされ、婚礼を含むお祝い事を避けるべき日という認識が一般的です。
一方、別れたい人と別れるには適した日とされ、仏事にも適した日とされています。

■大安
大安の読み方は「たいあん / だいあん」です。
大いに安しという意味を持ち、何をするにも吉とされる日で、時間帯による吉凶の区分がありません。
六曜の中で最も縁起が良いとされ、結婚式を挙げる方が多い日です。

■赤口
赤口は「しゃっこう / しゃっく / じゃっく / じゃっこう / せきぐち」と読みます。
陰陽道で縁起が悪いとされる「赤下日(しゃくぜつにち)」に由来し、全てが滅びる凶日とされていました。
現在も火の元や刃物など、死を連想させるものに注意すべきとされます。
ただし、正午だけは吉とされます。
引用元:六曜とは?を分かりやすく解説!行事との関係は?気にした方がいい?(https://www.hs-honpo.com/calendar/blog/1121835)

日本社会の動きにも影響している六曜

私たち個人がこの六曜を信じるか信じないかは自由ですが、日本の社会はこの六曜を意識して動いているものも多いみたいですね。

例えば、葬式を避けるべきとされる「友引」の日は、葬儀場が閉まっているため、葬式を行えないようです。

結婚式をするには縁起が悪いとして避けられる傾向にある赤口や仏滅の日は、結婚式場によっては割引サービスを実施していることもあるそうです。

むむむ、、
歴史ある縁起をとるか、現実的な家計をとるか、といったところでしょうか(笑)

吉凶占いの正誤よりも、根本的な「吉」が大事なのではないか

この六曜に関して、個々の考え方や価値観に違いがあると思います。(結局は宗教や文化に違いがあることと一緒かなとも思います。)

結婚式、お見舞い、家族での引っ越しなど、誰かしら自分以外の人もその行動に関わるものであれば、その関わる人が六曜の考え方を重視する方なのか、そうでもないのかを確認しておくことが大事になりそうです。

六曜という、吉凶の考え方に従うことの良し悪しというよりは、これによる考え方の違いが起こりうる中でも多様な人と理解し合い、尊重し合ってより良い人間関係を築いていけることが、一番の「吉」ではないでしょうか。

それではまた次回!

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