人間の極みをみた感想
2連休。でも外に出ることも憚られるご時世なので、自宅でのんびりしてました。息子と娘を寝かしつけた後、何気なしにPCを開いてNHKオンデマンドの『プロフェッショナル仕事の流儀』という番組を観ました。そこに登場した人は『西健一郎』さんです。番組を通じて初めて知った方でした。
気が付けば夢中になって画面をのぞき込み、あっという間に番組は終了。感想は一言で言い表すのは難しいのですが、兎に角”人間の極み”を観た気持ちになりました。そして西健一郎さんの事をインターネットで調べてさらに好きになりました(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70944)
中医学を極めた人と西健一郎さんは共通した雰囲気がありました。言葉にすれば恬淡(ていたん)です。恬淡とはあっさりしていることです。色が淡すぎで、〇〇な人という形容が簡単にできない人のことです、と言えば簡単に聞こえますが、そうではありません。
なぜ恬淡な人間になれるのか?この2つの職業に共通するのは”自然が鏡となり「我」を映す”からであり、我を修正することが業を極めることにつながる職業だからだと思います。
この場合の自然とは、中医学で言えば患者様や漢方薬で料理人でいえば食材です。それらの自然は思い通りになりませんので、いかにこちら側が我を消して合わせるかが重要です。
もともと美味しい野菜を邪魔しないように、そっと道にのせる。
もともと人間の中にある治癒力を邪魔しないように、そっと道にのせる。
その為にいかに我と向き合い、我を柔らかくするかが大事。
そして何度も我と向き合った結果、
恬淡な、
丸みを帯びた、
隙があるようで全く隙がないような、なんというか…
人間の極まった姿になるのだろうと思いました。
私は初学者の域を抜け出せないものであるため、上記の事柄は憶測でしかありません。
いつか答えが見つかったらいいなと思います。
おしまい(´っ・ω・)っ
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