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「わたしコミュ障なんです」って鍼灸師はヤバイ?

ども、てっちゃんです。

ボクは若手鍼灸師や鍼灸学生さんと話したりする機会が多いんですが、「わたし、コミュ障なので話すのが苦手です」といった相談を沢山受けてきました。

でも、よく考えてみてください。

鍼灸師という仕事は、基本的に「人」との関わりの中で向き合っていく仕事ですよね。
「私は話すのは苦手なので患者さんと話すのはいやだなあ」
って言ってても患者さんも困ってしまいます。

コミュニケーション能力は先天的に高い人がいるのは確かですが、安心してください。
後天的であってもコミュニケーション能力は上げることは可能です!

何を隠そう、ボク自身がめちゃくちゃ「コミュ障」という人種だったので、今回はボクがどうやって乗り越えていったのかを解説したいと思います。

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1.ボクは「コミュ障」界のエリートだった

ボクは元々、人と目を見て話すと緊張してしまい、ヒドイと"目が回ってしまう"という症状が出るくらい苦手な青年でした。

また、学生時代にベッカーズというハンバーガー&カフェでバイトをしていたんですが、
「あの店員さん睨んでるんですけど」というクレームで何度も社員さんから怒られてました。
ボクの中では真面目な顔して働いていただけなんですが、元々目力強めなタイプなのもあって、お客さんには不快な思いをさせてしまっていたんだと思います。

他にも、人に何か用件を話そうとすると突然"頭が真っ白”になり、何も話せなくなるなど、"「コミュ障」界のエリート"であると自負していました。

エリート街道まっしぐらで突き進んでいたボクは、「人と話すのが苦手=てっちゃん」というくらい、学校やバイトの友達の中では認知されてましたね。

ボク自身も「小さい頃からコミュ障なんだし、しょうがないよねー」と心の中では諦めモードで、そんな自分を個性の一つとして受け入れてもいたんです。

2.先輩からの一言でようやく危機感を覚える

そんなボクが変わるキッカケは新卒時代の頃。

相変わらず人の目を見て話せなかったり、説明ができていないでいるボクに対し、

「白石は説明も出来ないし、黙るだけだし、話にならないな。」

職場の先輩から言われた言葉なんですが結構ショックで、「コミュ障」だからという言い訳は許されない現場に来てしまったんだということを自覚することになります。

3.ようやく動き出す23歳の春。

23歳にしてようやく「コミュ障」でいることに対する危機感を覚え、行動を起こし始めます。

大きく3つのアクションプランを立てることに。

〈アクション1〉:コミュニケーションの要素を分解

「コミュニケーション」という敵を、一まとめにしてしまうとザックリして何が課題なのかまでは辿り着けません。

「経絡治療が苦手です」と言われたところで、理論なのか、刺し方なのかによってもやるべき課題は全く変わりますよね。

なので、「コミュニケーション」という敵の構成要素を出来る限り詳しく分解することがめちゃくちゃ大事です。

例えば

・挨拶するときの笑顔が出来ない
・目を見て話せない
・主訴の優先順位を付けられない
・時間内で真のニーズ を引き出せない
                etc

これだけでもかなり具体的な課題へと分解できました。
分解できたら、あとはこれが出来るように具体的な行動をするのみです。

※ちなみに上記の具体例は全て当時のボク自身の課題ですw

〈アクション2〉:大勢の人前で話す機会をつくる

これは人前で話す環境がないと中々難しいと思いますよね。

ボクは自ら職場内でスタッフ向けに症例検討発表会をさせてもらったり、新人教育の研修担当に立候補したりすることで強制的に大勢の前で話す機会を作り出しました。

いきなり大勢の前だと不安もヤバかったので、職場のチームメンバー3,4人の前で勉強したことをまとめて聞いてもらったり、同期の仲間に勉強した解剖の知識を教えたりするなど、小さな機会から徐々に慣れていくようにしましたね。

これも本当に場数が物を言うのは間違いなく、緊張してパニックになりやすいのは間違いないので、鍼灸師だけでなく様々な職種の方たちの前で話す機会をつくるようにしてきました。

これは10年以上経った今でもずっと続けていることです。

〈アクション3〉:自分の会話を録音する

これはしたことない人も多いんじゃないでしょうか。

ボクも自分の声を別の媒体から聞くのが苦手で、出来るだけ聞かないよう避けてきたんですが、過去に小泉進次郎さんの講演を聞いた際、

「話がうまくなるには、本を読むよりも自分の演説を録音して癖を研究するのが1番の近道」

と話していた話が心に突き刺さり、以降自身の会話を定期的に確認するようになりました。

するとどうでしょう。

「えー」「あのー」といったキーワードを会話の中で何度も繰り返していて衝撃を受けました。

「えー」や「あのー」という言葉を「有声休止」(ゆうせいきゅうし)と言うのですが、ボクはこの有声休止を恐ろしいほど連発していたんです。
それは聞きづらいですよね。

ただ、これらのアクションを続けることで、人とのコミュニケーションへの不安も少しずつ減っていき、今では人との会話もなんとか普通にこなせるようになりました。

ぜひ、みなさんもボクのやってきたアクションプランを実際にチャレンジしてみてください(^O^)

では、また!

本日もご覧いただきありがとうございました!

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