#4 筋育に必要なもの | 元祖筋育専用干し芋フィジーモ BrandStory
人生いろいろ炭水化物もいろいろ
フィジーカーさんたちは、なぜ干し芋を食べるのでしょうか?
干し芋が肉体に影響を及ぼすことといば・・・、
以前、友人が30kg減量の成功をした際に、干し芋しか食べていなかったことを思い出しました。
昔の話ですので、ダイエット法は科学的ではなく極端なものでした。
しかし、「筋トレはやっている」とのことだったので、減量の成功に関しては、干し芋と筋トレとの相乗効果があったのは間違いありません。
そこで、プロジェクトメンバーに聞いてみると「GI値」なる言葉がでてきました。
GIジョー?コンバット?初めて聞いた言葉でした。
GI値、すなわちグリセミック指数は、炭水化物が血糖値にどのように影響を与えるかを食品ごとに相対的にランク付けした指数です。GI値が低い炭水化物は相対的に消化、吸収、代謝が遅くなり、血糖値上昇が遅くなります。
さつまいもの値は55で、「低GI食」にあたるそうです。
炭水化物は体内で糖質と食物繊維とに分解されます。
そのうち糖質は「脳や体のエネルギー→筋肉・内臓蓄積」の順で使われます。
GI値が低いと、その糖質は代謝でつかわれやすく、血糖値が緩やかに上って緩やかに下がるために腹持ちが良く、減量時に適しているようです。
いろいろあっても使い分けが大事
もちろん、単純にGI値が低ければ良い、高ければ悪いというのではなく状況に応じて使い分けるのが良いと思われます。
例えば、短距離走で爆発的な力を発揮したい時であれば高GIの炭水化物を補給をすべきですし、山登りを長時間持続する時であれば低GIの炭水化物を補給してハンガーノック(シャリバテ)を防止すべきです。
筋肉にグリコーゲンをため込む、カーボサイクルやカーボローディングにおいても、高、中、低GIの炭水化物を組み合わせると効果的かもしれません。
その時々の目的に応じて使い分けると、効果が高められるのではないかと思います。
筋育には、たんぱく質より糖質だ。
一般に、筋肉の発達には、たんぱく質を補給すればよいと思われています。
しかし、炭水化物(糖質)も大きな役割を果たすため、意識して補給する必要があります。
炭水化物は、体内で糖質と食物繊維とに分解されます。そして糖質は人体活動のエネルギーとなり、余るとグリコーゲンとして肝臓や骨格筋等に蓄えられます。
その際、グリコーゲンは水を引っ張り、およそ1:3の比率で結合して取り込まれるので、筋肉が水膨張します。
またトレーニングや競技中に筋肉に負荷をかけると、乳酸などの代謝物が血中の物質濃度を上昇させて浸透圧が高まる結果、水分が集まり膨張します。
これがいわゆるパンプアップという現象です。
筋肉への負荷と水膨張を繰り返すことにより、恒常的な筋肥大に効果があると言われています。
そして、何よりも大切なのは、トレーニングをはじめとした日々の努力を、筋肉にかえるために糖質が必要なことです。
糖質は、生命維持のエネルギーです。
糖質が無いと、体を動かせません。
通常、人体には糖質は、グリコーゲンや脂肪として筋肉や内臓にとりこまれていて活動のエネルギーとなっています。そして、血中のグルコースが枯渇してくると脂肪をはじめ、体内のたんぱく質や筋肉そのものを分解してエネルギーとしてしまいます(糖新生)。
すなわち糖質不足の状態でいると、筋肉が減ってしまいます。
筋肉が減少すると新陳代謝が減少して、痩せにくい体、筋肉が育ちにくい体になってしまいます。
このように、良質な筋肉を育てる「筋育」には、糖質が重要です。さらに、トレーニングや競技中に集中力を持続させて、高いパフォーマンス維持する点でも重要です。
「質の良い栄養素を取り込み、時間をかけて良い筋肉をつくること。そして、本番の大会で高いパフォーマンスを発揮せしめること。」これらを「筋育」(自社造語)と定義し、開発の核としました(筋育については後の機会に詳しく記します)。
ここにおいて、開発商品が、「筋育」のために、いつでもどこでもカンタンに良質な糖質を補給可能にするという役割を果たせないか?という発想に至りました。
そこで、どのようにUSPを設計していけば、フィジーカーをはじめとするアスリートに喜んでいただけるのかを模索していきました。
文:戸崎泰秀
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