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治療29日目、第2クール8日目「まさに今やっている化学療法じゃん、ショック」

2024年9月13日(金)治療29日目、第2クール8日目、カペシタビン服用8日目

 朝7時30分起床。昨日は寝付くのが遅く、したがって遅い朝を迎えることになってしまった。朝のルーチンをこなし、ホームオフィス(私の部屋)へ。今日は顧客とのミーティングと自分が主催の会議がある。オキサリプラチン点滴の影響による声枯れがまだ回復していないため、ミーティング前に少し発声練習を行う。

 流石にオキサリプラチン点滴から一週間も経つと影響が薄くなっていることが感じられる。しかし、ほんの少しなのだが悪心を催すなにか得体のしれないものが体の中に残っていて、あるきっかけによって気持ち悪さを思い出す。

 色々と思い起こしてみたら、ここ最近においに敏感になっている事に気づいた。先日は家族が気付かない洗濯物の匂いが食事中に気になったり、新規に購入した柔軟剤の匂いが妙に甘く感じたり。

 決定的だったのは、今日外出した際電車内の匂いが吐き気を催すほど酷かった事だった。一緒にいた娘や、普段同じ電車に乗っている妻にその話をしたところ、「そんなことない」と言われ、嗅覚過敏になっていることを自覚せざるを得なかった。調べてみると、粘膜障害性薬剤と神経障害性薬剤の組み合わせが高リスクとのこと。

がん化学療法による嗅覚障害
(Jstage ファルマシア・54巻・11号・1065頁より引用)

 まさに今やっている化学療法じゃん。外出するときは二重にマスクをした方がよさそうだ。かなりショック。


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