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太極拳論を読みながら

このところ来客もあったりして忙しくて気が付いたらこっちがおろそかになっていました。私個人は毎週お稽古に通っているので休んでいるつもりはないのですが。。。写真に関しては風景を撮ると同じ場所にばかりになってしまってそれはそれで問題だとまだ試案中ですが、健康に関してはいくらでも書けるのでしばらくは底を中心に。

このところ太極拳の稽古では太極拳論を皆で読んでいるのですが、まだしっくりとは来ない部分があります。このあたりはいくらか経験がものをいう世界のようです。内観すると言っても感じる感じられないにも個人差がありますし、自分は正しく動いているつもりでも太極拳論で書かれているものと離れているものもありますので、皆で読んで皆でチェックするのですが、それも個人の力量の差がでちゃいますね。

ただ、なんとなく最近わかったことがあります。

右に動くときは左に気を向けてから右に動き、左に動くときは右に気を向けてから左に動き。前に進むときは後ろに気を向けてから前に進み、後ろに退くときは前に気を向けてから後ろに退く。

太極拳は陰と陽のバランスを大事にします。この二つがくるくると入れ替わりながら動くのですが、動きの方向が変わる時はすなわち陰と陽が入れ替わる時であり、その転換点では腰の動きが重要だけど、その動きはすべてバランスの上で成り立っているので、前なら前だけ、右なら右だけというようなことはあり得ず、必ずその両方に気を配って動かなければいけない。

まぁ、そういうことは言葉ではわかっていても、それに言いかえに近い反対側にも気を配らなければいけないという話になるとフッとそんなことを忘れて動いてしまう自分がいます。

腰が中心になって自分の周りの環境と一体になって陰陽、陰陽と繰り返すときに反対側にも気を配るんは当然のこと。今週の稽古の時に、あっこの感じ?って見えたような気がしましたが、まだ身についた感じはありません。

気は足の下の大地から吸い上げて気血とともに全身に回るのですが、それを大地から吸い上げた空気で体の形をした風船が膨らむように手足の指先や頭のてっぺんまで到達し、それに腰の回転運動が加わり、柔らかな動きとなる。なんとなくつかめそうで、で、忘れないようにここにnoteとして書いておいてたまに自分で読みなおそうと思っています。

そういう意味ではここは私の備忘録的なものでもありますので。。。

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