古き良き時代の世界の町へ Prologue

古き良き時代の世界の町へ Prologue

「グラナダを訪れ、その数十年後にグラナダを訪れても、グラナダは変わっていないだろう。ただひとつ変わったのは、自分のなかを流れた歳月だけである」

イスラムの残照、アルハンブラ宮殿で知られるスペインのグラナダを愛した、随筆家アリソンの言葉だ。

「グラナダ」をイスタンブールやアテネに。パリ、ローマやチェコのプラハに置き換えてもいい。

古都の佇まいは、今日も変わることなく輝いている。

そしてチグリス、ユーフラテス、インダス文明の興亡の跡を訪ねれば、神殿の円柱の蔭から青年大王アレキサンダーやダリュース大王のつぶやきが……。

「ナポリを見て死ね」とイタリア人は言う。

死ぬ前に一度は見たい町。

死ぬ前にもう一度訪ねたい、郷愁の町並み。

それを1枚の写真のなかに見つける喜び。

そのとき、私は思う。この世は美しい、と。

(TEXT by 黒木純一郎)

◇  ◇  ◇

記事で使用している写真はフォトライブリOLDDAYSでフルサイズ版を購入できます。フォトライブリOLDDAYSでは、株式会社早稲田企画が、出版社や通信社、新聞社に向けて50年以上にわたって提供してきた写真、文章、コピーをインターネットの世界で再構築しています。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
旅、人、写真、テキスト、思い出 produced by 早稲田企画 & インサイト http://photolibraryolddays.com