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ゴジラ-1.0

今さらながらゴジラ-1.0を見ました。
映画館や通勤電車など閉鎖空間が苦手で、映画館で映画を見るなんて数十年ありませんが、Amazonプライムで見られるということで雨の休日に鑑賞しました。
以下、エンディングは書きませんが、ややネタバレがあります。

テーマは「生きろ!」だと思いました。
登場人物の経緯や感動のラストシーンもそうですが、実在した駆逐艦や戦闘機を登場させるあたりで、確信しました。
太平洋戦争のなか終戦まで生き抜いた駆逐艦「雪風」や、航空技術の粋を集めた戦闘機「震電」を修復させるシーンなど、日本の技術も「生きろ!」なんだと思いました。
そして、アメリカで上映することを意識して、前半の焼け野原の光景でアメリカを悪く描かない、と評論した人がいましたが、いえいえ、この映画はけっしてアメリカに媚びたわけではないでしょう。
銀座でゴジラから剥がれ落ちた皮膚から放射線が、というシーン。そもそもゴジラがビキニ環礁の水爆実験から生まれた経緯からすれば、すべてアメリカの核が悪いと読み取れました(笑)
見せたかったのは、VFXの技術ではなく、アメリカが落とした核兵器の事実でしょう。この映画をアメリカ人が見れば、日本人としては「してやったり」ではないでしょうか。

くりはま花の国のゴジラ

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