見出し画像

人の写真を撮るということの難しさ

人の写真を撮り始めてアマチュア時代から計算するともう5年半くらいになる。枚数にしたら500万枚。人数は結構な数になると思う。

最初はアマチュアなのでそれこそ「適当」に撮っていたと思う。ピントは当時最新鋭の「瞳オートフォーカス(瞳AF)」を搭載した「ソニーα7RⅢ」。レンズは今も使っている「SEL85F14GM」、85mm単焦点レンズ。このカメラとレンズさえあれば適当にシャッター押せばそれなりに撮れる!・・・と思っていたのであるが、実際は「上手く!」撮れた写真もあれ「そうでない写真」も多かった。

結局「計算して撮った写真」と「適当に撮ってたまたま上手く撮れた」写真とは違うのかーと仕事の撮影をやってみてわかったし、反省した。

アマチュアとプロ(お金を頂いて写真を撮る)の違いを痛感した。

まず戸惑ったのが顔の輪郭。人によって全然違う。

人間の顔は、左右対称なようでいて、意外と不均等なのは、ご存知の通りです。
目の大きさ、眉の位置、鼻の向き、口角の角度など、意外と左右で不揃いです。
そんなわけで正面から見ると、その不均等さが目立ちます。
左右どちらかに角度をつけたほうが、バランスが取りやすいでしょう。

https://papacame.com/portrait-photography
誰もが納得するポートレートの上手い撮り方とは

人の顔は不均等。これが難しい。バランスを取った写真が「ベスト」。良いところを良く見せるというより「悪く映るところをなるべく消す」撮り方なのか?と。

具体的に記載するといろいろ?なので基本だけ

「丸顔の人と面長の人とでは撮るアングルが変わる」

どっちがどう撮るとは述べないが「オレはローアングルが好きだから!」と言う人が「丸顔」の人を撮ると基本的には「被写体が嫌がる」写真の出来上がりである(あごが大きくなる)。

目もバランスをしっかりとる必要がある。上がっている方を少し下げるだけで印象が変わる。あと身長に対して頭の骨格の比率が高い人は、ややローアングルで引いて○○○○○するといい感じになるか?

とにかく「身長に対する頭の比率」「丸顔」「面長」「目の上がり下がり」「口角の上がり下がり」「全体のスタイル」などを撮る側がしっかり把握していろいろ試さないと「バランス良い写真」が撮れないこととなる。そのあたりをしっかり把握して「適当」に撮らず「バランス良く」「光を考えながら」「ポージング(立ち方)をしっかり指示」を実践しながら撮る・・・という繰り返しである。

*日本テレビアナウンサー 山本里咲さん(2021.2撮影)

大切なことは「バランス」を取ること。これはどんな高性能なカメラ(キヤノンだったらR3、ソニーだったらα1か?)でも「撮る側が考え」ないと出来ない。

人の写真はコミュニケーションとバランス。日々勉強が必要なのは間違いなさそうである。

*TBSテレビアナウンサー 佐々木舞音さん(2019.4撮影)

*朝日放送テレビアナウンサー 大仁田美咲さん(2021.4撮影)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?