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令夢感想などふせったーまとめ

検索機能、すぐ死ぬからさ。どうも、神山です。

「令夢の世界はスリップする」考察記事後半戦、腰を据えてやれるのは週末なので、とりあえず今日はふせったーに投げてある考察メモを平文でおいておきます。だいたいのはやみね作品ネタバレ注意。

・マチトム16.5巻と令夢の世界、それぞれ内人がシンクロ、スリップと出会う物語で、両方とも頭脳集団からユラ(?)が止めに来てるんですが、両方で頭脳集団の時見は毎回取り下げてるんですよね。なんで……。ユラ(?)、マチトムでは「内人くん」だけど、令夢の世界では「内藤君」だし別人かもしれないんだよな(今作のそれぞれの呼び方、わりと違うのかも)。スリップ世界の誤差のせいなのか……。しかし頭脳集団つーか時見は平行世界も観測してるのか?(平行世界を覗くこと=未来を見る、かもしれないが……)

・令夢の世界、神仏という概念が存在しないこととクイーンのことを知らないから類推すると赤い夢の住人も存在しないのでは?つまり創也は赤い夢の住人だけど、内人はそうじゃない……?あと本編時空ではディリュージョン社の主人公が内人の書いた小説内登場人物で恐怖を感じてますが(ディリュージョン社の世界の虚実が不明問題)、今作のなかではモナミが内人の書いたキャラクターになってる(にもかかわらずモナミが今回の世界に紛れ込んでいる)の、こわくないですか。

・令夢の世界~でいちばんこわいの夢水の『駒だよ』ですね。

・令夢の世界におけるシンクロの話一福でバイトしてるのはモナミぽいので、大体ここに巻き込まれたモナミのせいだと思ってるけど地上絵が増えたのは単なる令夢がシンクロ持ちであると見せかけるミスリード?

・これまでも機巧館やマチトム12巻で作中作はやってきたけど、令夢って一歩踏み込んで正史とは異なる作中作に令夢が介入する話なんだよね。だいたいディケイド。シンクロとスリップを実装したリアルゲームをつくってしまってディリュージョン社の未来になるのか……?(そうすればディリュージョン社響子の説明がつく)

・令夢の世界、チーム赤い夢の住人以外が形だけコピーした木偶人形ぽさがあるなかで響子ちゃんはちゃんと必殺技を決めていて偉い。つーかあとがきでディリュージョン社について世界観を共有する同一世界の未来の話って言ってるのが……。あの、ディリュージョン社、殺人事件、あれ?あの……気のせい……?ひらがなはやみねは人を殺さないはずでは……?あれ????
(note追記)再読したらわりとチーム赤い夢の住人も木偶人形でしたわ

・令夢の世界~での夢水とクイーン、地図のやつはあらかじめ用意してあったのでは?でも教授は何があるかまでは覚えてないし、神に教えられたのかもしれないけど……

・令夢の世界~でのシンクロ、一福でのお皿の件はクイーン夢水の会話でシンクロが発生したというのがわかるけど、ナスカの地上絵は例として出てこないんだよね。①教授は知らないけど令夢もシンクロ持ち②ほんとに地上絵が増えた。僕は②を採用したいんですが……。

・令夢のナスカの地上絵、クイーンが話題に出してないの、新しい絵はクイーンが描いたからでは……?じゃないと不思議がらない?こないだ自分がいったとこに突然新しい絵ができてたら。

・令夢考察からは離れるけどWHOの世界も現実としてやってくるなら、ディリュージョン社の世界も現実としてやってこれるのか?これやっぱり虚構と現実の境目がどこかで破れるのでは……。(ミステリ作家の自分でガイド/原書房より)「少年名探偵WHO」は「ぼくと未来屋の夏」の風太の書いた小説のはずだけど、自分でガイドのなかではやってくる未来のことになっている。令夢の世界~のあとがきで「ディリュージョン社」も未来としてやってくることが判明したけど、主人公の美月は元々内人が作り出したキャラクターの筈だし……でもデェリュージョン社の世界に響子は出てきたんだよな……どうして……

・令夢のスリップは中2の春からだから、マチトム時空と同期してたとしても、南北がゲームを作り始めるよりは先だし砦集合よりも先まであるかな。
(note追記)ゲーム作りを始めてからスリップが始まったのでは?という疑問に対しての一案。

・令夢、多分今作はTRPGのリプレイで、それぞれのキャラクターにそれぞれの神=プレイヤーがいるんだよな……。なので中途半端な人形劇になってるし、ゲームを続けたいから最後の謎を解かない。まぁ「みんなが幸せになる」プレイか(名探偵ロールのためにみんながゲームを続けた説)。
 この解釈、noteでもう少し深掘りするつもりではあるけど、下手すると「現実にいる人物+オリキャラ令夢で遊ぼう!」みたいなゲームを南北が作った可能性がある。内人が活躍して創也が下手こくの、内人シナリオぽさもあるけど……。
 令夢ちゃん、春以前の記憶はほんとうにあるのかな、「過去の設定」はあるけど……?みたいな気持ちがある。
 本書が「令夢は」世界をスリップする、じゃなくて「令夢の世界」はスリップする、なことも考えたい。変わっている=移動しているのは世界ごと?それってどういう?

・令夢のスリップ前の世界に神仏の概念がないのに『大魔神』『鬼』を知っているといる話、前者はわざわざ映画であることを挙げられてるので「スリップ先で知っててもおかしくない」、後者は鬼、仏教や神道がなくても自然発生ワンチャンあるから……。はやみね先生の無矛盾を信じたいならこういうロジックを組んでいくし、作者と作品を信じてやってくのが「考察」「批評」ではあるから……。

・令夢のスケジュール帳肝試しはもとの世界でも書いてたらしいけど、いったい幽霊の概念がない世界での肝試しって……?

以上、読了数日間の僕の混乱模様でした。ではでは。


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