大人のバイオリン: ビブラートができない①

40歳になってバイオリンを始めました。これまで足掛け10+?年になります。

始めた頃はまだ子供が小学校にあがったばかりで、仕事、育児、家事の合間を縫っての習い事。バイオリンの先生に、前回のレッスンから一度もケースを開けていないことをお詫びし、「社会人の方は仕方ないですよ」とにっこりほほ笑んで頂いたりしていました。

そもそも、3歳からピアノを習い、今もバンド活動している夫から、何か楽器やらないの?としつこく言われ、半ば売り言葉に買い言葉で始めたバイオリン。もちろん、音楽が好きで憧れの楽器だったから習い始めたのですが、なかなか難しい楽器でございます。しかも、あれだけ焚き付けた夫は、私がバイオリンを習うからと言って家事や育児を手伝ってくれるわけでもない、というオチもあり、子供が中学にあがるまでは本当にボロボロでした。ちなみに、ボロボロだったのはバイオリンも家事もです。

バイオリンの先生のすすめで地域のアマチュアオーケストラに参加し、「弾けるところはより上手く、弾けないところはそれなりに」という指揮者の言葉をはげみに、毎年オーケストラの定期演奏会と、バイオリン教室の発表会それぞれの曲を練習するのがルーティーンです。オーケストラの曲は本当に全く歯が立たないパッセージがあったりして、そういう時にはエアバイオリニストとなり、集団の中に上手に埋没するようにしていますが、発表会のソロの曲が一番恐ろしいです。先生は、いつも私の実力の半歩上の曲を選んでくださいますから、なかなか弾けるようになりません。まあ、一番大変なのは、4-5カ月の間、同じ曲をずっと聴き続ける家族かもしれませんが。

さて、ビブラート問題です。

レッスンを始めて、3,4年くらいの時から先生に手ほどきを受けていますが、未だにきちんとできるようになりません。先生から、正しいビブラートの形や音を示して頂くのですが、私の腕と指がそのように動かず困っています。それっぽくできたかな?と思う時もありますが、先生の前でやってみせると、やっぱり違うようです。

コロナで外出や出張が制限され始めてから、バイオリンをほぼ毎日練習しています。そして、この機会に今度こそビブラートをものしたい!と思い、取り組んでいます。これまでに、数多くのYouTube動画を見て、色々な方法を試しました。また、手指の関節が硬いことも問題ではないかと思い、手指のストレッチにも取り組んでいます。そして、レッスンの際には、先生に見て頂き、方向性を修正して頂きます。

未だに理想のビブラートが10だとしたら、2か3くらいの私ですが、コロナの自粛生活が明けるまでに5くらいに持っていければ理想です。

これから、そんな試みについて記録していきます。




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