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DX業界の異端児にして最高級の業績を誇るベイカレントコンサルティングを分析 - ピカピカの業績を可能にするシークレットソースと今後の展望を解説

DX業界の異端児といえばベイカレントコンサルティングが思い浮かぶのではないでしょうか?コンサルと言えばまずマッキンゼー、BCG、ベイン等の戦略系、アクセンチュア、デロイトなどの総合系の名前が上がります。

投資をやられておられる方は近年その株価の上昇でよく耳にされたかと思いますが、これまで名前すら聞いたことのない人が多いのではないのでしょうか?

ちなみにこんな感じでベイカレントの株価はコロナ後のDXの波に乗り急上昇しました。そんなベイカレントコンサルティングの分析と解説をしたいと思います。

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DX業界概観

まず、DX業界の概観ですが、先日サンアスタリスクについて書いた記事に掲載していますので、そちらをご覧頂ければと思います。

そちらを見るのが面倒な方のために、重要なポイントだけこちらに載せておきます。ベイカレントコンサルティングは粗利率と営業利益率が高いのが非常に特徴的です。売上が同規模のShiftと比べてもらえれば、この収益性の高さからくる時価総額の高さがわかるかと思います。売上が10倍近いSCSKや伊藤忠テクノソリューションズとほぼ同じような時価総額がついています。

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売上高

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時価総額

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ベイカレントのビジネスとポジショニング

ベイカレントは、基本的にはコンサル企業ですが、総合系ファームで、他の総合コンサルファームと同じく戦略というより業務改善系のDXが多く、外資だとアクセンチュアやデロイト、PWC、日系だとシグマクシスと同じ事業領域だと思ってもらえれば良いかと思います。

そう聞くとかなり競争が激しいところで戦っているのかと想像されるかと思いますが、ベイカレントはこれらの企業に勝てるシークレットソースがあるのです。正直ビジネスが「上手い」と本当に感心させられます。そのベイカレントの競争優位性の源泉を以下の順に紐解いていきます。

ベイカレントの3つのシークレットソース
シークレットソースの源泉となるベイカレントの特異な収益構造
3つ目のシークレットソース
今後の展望
ベイカレントの時価総額と株価

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