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[鳥ィさんの名曲セレクション]鴉と白鳥/amazarashi

今回は、昨年11月にリリースされたアルバム「境界線」より、鴉(からす)と白鳥という曲を紹介します。

この曲は、子供の頃に読んだ「みにくいアヒルの子」を連想させられます。

街へ降りれば石を投げられて 森では鼻摘まみ者
ほとほと疲れて逃げ込む 納屋で憂鬱を育てた

みんなから除け者にされ一人孤独な日々を過ごしていく。
そしてある時、白鳥に出会う。

失意のほとりで 出会ったあの人は
桑の実の紅い目玉と白い羽根
陽の光集め 故郷へ帰る旅路の途中

この白鳥は、みにくいアヒルの子に出てきた白鳥なのではないかと思いました。

普通だとか異常だとか、そんな物は単なる主観なのです。

「人と違う二人が揃えば 僕らだけの普通」

人間の社会もまさにこれです。
少し違うだけで、奇異な目で見られたり、叩かれたりします。

私は何を言われようと戦うつもりです。

この羽根が黒く 忌まわしくはためくのは
僕が僕である痛みに羽ばたくから
声が酷く耳障りなのは
憎たらしい人生を 未だに罵り続けるから

これから先もこうするつもりです。

それからもう一つ、「カラスと白鳥」というイソップ物語があるそうですね。
愚かな鳥は白鳥のように暮らせば、自分も白くなるのではないかと考えたが、環境が合わず結局死んでいきます。

努力をすればいいのではなく、身の丈に合った努力をしなければいけないと思います。

話が逸れましたが、この曲も私の中ではかなり心に刺さりました。
メロディもそんなに暗くはないので、ぜひ聴いてみてください。

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