[#鳥ィさんの名曲セレクション]BUMP OF CHICKEN/太陽

今回は、前回に引き続きBUMP OF CHICKENの太陽という曲を紹介します。

最近のBUMP OF CHICKENは明るい系の曲が多い気がします。昔はamazarashiのような少し暗い感じの歌詞の曲がありました。
それでは本題に入ります。

太陽という曲は、引きこもりの主人公が孤独で病んでいるような感じの歌詞になっています。

二度と朝には出会わない
窓のない部屋で動物が一匹
ドアノブが壊れかけていて
触れたら最後
取れてしまいそうだ
このくらい寒い方がいい
本当の震えに気付かないで済む

よほど辛い事があったのでしょうか?
このまま一生引きこもっていくのでしょうか?
この段階ではまだわかりませんが、動物と表現されている所が引っかかります。

君がライトで照らしてくれた
暖かくて寒気がした

「暖かくて寒気がした」
これは、自分には暗闇が似合っていると言いたいのでしょうかね。筆者も暖かい言葉を言われると、素直に受け入れられずに「そんな事はない」と思ってしまいがちです。だからと言って、否定たいわけではありません。

影じゃない僕の形を
君のライトを壊してしまった
窓のない部屋に来てほしかった
それが過ちだとすぐに理解した

孤独な主人公は、明るい世界に誘いに来てくれた"君"を暗闇の世界に連れて来ようとします。
しかし、取り返しのつかない事をしてしまったと後悔します。
自分から明るい世界には行きたくない、でも一人は嫌だ、となると相手をこちら側へ連れてくるしかありません。

窓のない部屋に人間が一人
ドアノブが壊れかけていて
取れたら最後
もう出られはしない
出れたら最後
もう戻れはしない

最初は動物だったのが、最後は人間になっています。
ここでやっと人間らしさを取り戻したのでしょうか?
"君"の姿はもうありません。

今にも壊れそうなドアノブ、チャンスは一度きりのように思えます。ここで失敗すれば2度と出られなくなり、成功したとしても2度とこの部屋に戻ってこられなくなります。

自由を手に入れる為には犠牲が付き物です。その犠牲が怖くて、悩んでるのだと思いました。

筆者も、逃避して楽な道を歩んでいます。ここから以前のように苦な道を歩むとなると、それなりの覚悟が要ります。

主人公にとってもそのような感覚なのでしょうね。

出るか、残るか、まさに究極の選択ですね。

動画のリンクはこちら👇
https://youtu.be/clSmwXmgxG4

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