繰り返してちょっと変える件

繰り返す

普通に曲を作っていると、最初から最後まで違うメロディということは滅多になく、むしろ同じメロディやコード進行を何度も繰り返すことになります。

これは心理学的に意味があって、聴く人に覚えてもらわないと、リピーターになってくれないからです。覚えてもらうには、何度も同じ音を繰り返して聴かせるのがいいことが分かっています。だから繰り返すという結論になります。

DAW だと打ち込んだデータをコピペできるので、パートを完全に複製することは簡単です。

少し変える

今まで作った曲は、大抵、同じパートでも少し音を変えたりしています。ベースのパートは、同じパターンを繰り返している中の1か所だけ違う音、のような小細工をすることもあります。よく聴かないと分からない程度の変更です。

これは、全く同じにするより、ちょっと違った箇所を入れた方が、何か違うという印象が追加されて注目してもらえるのではないか、と余計なことを考えた結果の小技です。

Studio One のイベントは D と Shift+D の2つのコピー方法が用意されています。D でコピーすると、複製したイベントを修正してもオリジナルのイベントは変わらないので、少し変えたい時は D でパートを複製します。

フィルイン

リズムパートはガチの同じパターン繰り返しを多用しがちですが、フィルインの所は聴かせどころになります。4小節に1度は何か変えてみるとか、小細工をしたくなります。

フィルインの内容は、完成しつつある段階で、リピートで聴いているときに「ここは、こういうのがいいんじゃない?」みたいにフッとひらめいて、それを再現してみる、というような作り方をすることが多いです。すぐに試さないと、すぐに記憶から消えていきます。

余談

Massive X のプリセットが消えた


今日、作成中の曲に Massive X の音を追加しようとしたら、Massive X のプリセットが1つも入っていない奇妙な状況になりました。意味が分かりません。

とりあえず、Studio One を一旦終了させて、再度起動したら、いつもと同様に大量のプリセットが表示されました。やはり Massive X はどれを選んでいいか分からないこの状態でないといけません。

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