ギターのリフをコピーしてエレピで使う件
前回の記事「バンドのピアノ」で紹介した曲のイントロはエレピですが、これはギターリフをコピーして作ったものです。打ち込んだデータはこんな感じです。
ギターはこんな感じです。
複数のトラックを確認する
Studio One には、Shift を押しながらトラックを複数選択することで、1つのピアノロール画面に2つ以上のトラックを表示する機能があります。実際にやるとこうなります。
青がギターです。これをコピペして、エレピのトラックのデータを作りました。
まず音を全て選択状態にして、Shift + ↑ でオクターブ上げます。A3(移動前はA2)の2つの音のうち、最初の音は削除しました。2番目の音は長さを伸ばしています。
エレピ用に編集
エレピの音色に指定している Presence の Rhodes Soft は左右に Pan で広がった音を出すので、音を長くした方が効果的です。その狙いもあって、後半はギターのリフと同じリズムでコードを構成するようにしました。低音部はまあ適当です。
最初の2小節は同じメロディの繰り返しですが、3回目はギターリフとは違ってメジャーコードに転調しています。
コピペで2番を作る
オール打ち込みで作曲する場合にコピペはとても強力で、コピペなしで作曲できないと言っても過言ではない位です。ちょっとしたフレーズを再利用するだけでなく、複数トラックを選択して大規模な複製を作ることもあります。
これは昨日公開した時点の状態ですが、18小節から歌が始まるので、そこから後を全部選択しています。この状態で d のキーを押せば複製(duplicate) されて、次のようになります。
これで2番の打ち込みは仮の状態ですができました。
曲にもよりますが、大抵の場合、この状態からさらに編集して微妙な違いを与えます。1番に適した音と2番に適した音は違うかもしれません。その対応です。
余談
イントロはマイナー? メジャー?
エレピが終わった後にギターが始まりますが、このギターのリフはベースがAだと Am のイメージで、Cだと Cメジャーっぽく聞こえます。作っている時点ではメジャーとかマイナーという意識は殆どありませんでしたが、シンセピアノが入ってくるあたりからメジャーっぽい感じが強くなると思います。
中音域が足りない?
スピーカーで聴いてみたら高音とベースはいいのですが、中音域がないような感じがしました。シンセピアノの音が高い所にいるのが原因だと思われます。イヤホンだとそれほど気にならないのですが。
ただし、最終的にボーカルが中音域に入ることになるので、現状で問題はありません。
トップ画像
この記事のタイトル画像は、イントロのピアノソロ部分の楽譜です。
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