繰り返す

今日は、作成中の曲のAパートを複製する作業をしたので、それについて少し書いてみます。DAW はいつも通り、Studio One Professional です。

とりあえず作曲したけど1分程度で終わってしまった時に各パートを2倍の時間にして演奏時間を倍にするという大技(笑)です。

クラシックは繰り返しがち

クラシックを聴いていたら、何度も同じパートが繰り返されがちです。今のようにスマホで何度でも同じ曲を聴く事ができない時代には、聴衆にメロディを一度で覚えてもらうことが重要でした。

記憶は繰り返すことで定着します。だから同じフレーズを何度も繰り返すことで、覚えてもらうのです。これは今の流行歌(死語?)でも当たり前の手法です。

構成がないとだらだらした曲に

プロの作曲家なら最初から構成を考えて、Aパートで16小節、もう一度それを繰り返してBパート、みたいな構造を決めてからメロディを考えるのかもしれませんが、私のような素人だと成り行きまかせで適当にメロディを作っていたらとりあえずAパートができた、みたいな感じになりがちです。

思い付いたメロディをとにかく積み重ねていくと、1分とかで思い付かなくなって、そこで困る、みたいなことがあります。

複製して構成を作る

そこで繰り返し技を使うのですが、今回は1小節目は空白で、2~5小節がイントロ、6小節から13小節までの8小節がAパート、これの繰り返しで14~22小節がA'パートという感じでした。

このAA'を複製して、AA'AA'にしてしまおう、と考えました。時間的には00:10から00:42の32秒なので、倍にしても凄く長いというわけではありません。

Insert Silence

この時点でBパートも既に出来ているので、Bパートをズラして空白を作ります。これは Edit メニューの Insert Silence という機能を使います。

Insert Silence で空白を追加すれば、そこにあったデータは全部後ろにズレてくれます。トラックの Automation もズレます。

この全部ズレるというのは重要で、例えば後ろの部分を選択して移動することで空白を作ると、signature など、いろいろズレてくれない情報があるので、ややこしくなる場合があります。

空白ができたら、その直前の複製したい部分を全て選択してから、Dで複製します。

余談

ちょっと変えてしまう

Aパートを複製してAAにしたら、もう次のパートを作りに行っていいのですが、何かちょこちょこと変えたくなってしまいます。ベースが1音だけ違っていたりします。

自分でどこを変えたか覚えていないことが多いので、既にどこが違うのか謎の曲も多いです。多分 WAV にして比較したら発見できると思います。

sf-8

メニューの画像に、曲のタイトル「2024-05-01 sf-8」が出ていますが、sfで始まる曲は、作りかけのものを含めて10曲ほどあります。最終的にはアルバムになる予定です。

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