ゲンキー、8月既存店売上は10%増

福井県発祥のドラッグストア
Genky DrugStore(ゲンキードラッグストア)<9267>(旧ゲンキーの持ち株会社)の
8月度(7月21日~8月20日)の売上高は
既存店:前年比10.0%増
全店:同12.0%増
となりました

既存店売上高は6カ月連続で前年を上回りました
既存店の客数:同6.3%増
客単価:同3.5%上昇となっています


【24年6月期は2%増益予想】
直近の四半期である
2023年6月期
第4四半期(4~6月度)の業績は
売上高:前年比10%増(449億円)
経常利益:同26%増(20億3千万円)
と好調でした

第4四半期における既存店売上高は
前年比5.0%増
と好調に推移しました
客数は同1.9%増加し
客単価は同3.1%上昇しています

24年6月期業績の会社予想は
上期(23年7~12月度)
売上高:前年比7%増の895億円
経常利益:同1%増の36億円
通期
売上高:前年比7%増(1800億円)
経常利益:同2%増(72億5千万円)
です


これに対し
7~8月度の売上高(累計)は
既存店:前年比8.8%増
全店:同11.0%増
となりました

会社予想を上回る推移を続けている
と評価しています

買い上げ点数は前年比0.5個減少したものの
値上げによる客単価上昇が続いています

商品別では
食品が
前年比13%増(309億円)とけん引しています

水道光熱費が上昇したものの
既存店の客数好調と値上げの影響で
売上高経常利益率は上昇しました

年間の出店・閉鎖は
R店の出店:30店
大型店の閉鎖:7店
大型店→R店へ改装:3店で
期末の店舗数は
前年比23店舗増加の409店となりました


【事業概要】
福井県発祥のドラッグストアで
現在は
福井、岐阜、愛知、石川、滋賀県に店舗を展開しています

他のドラッグストアと比べ
食品の売上構成比が6割超と高く
野菜、果物、精肉などの生鮮や弁当、食材を含む食品中心に販売しています
「脱ドラッグ」を掲げ
自前の食品工場で弁当や総菜を生産しています
新規店舗は
「ゲンキー フード&ドラッグ」として出店しています
また
調剤や化粧品のカウンセリングなどは無く
ローコスト経営で低価格販売を徹底しています

店舗規模は
2000年代は郊外ロードサイドの900坪程度の大型店舗を
ロードサイトに出店し成長しましたが
現在は
「近所で生活費が節約できるお店」
というコンセプトで標準化された300坪の小規模店舗
「レギュラー店(R店)」を住宅地に展開しています
特にコロナ過以降
近隣住民が短時間で買い物をが出来る店として
集客が好調です

2023年6月期の店舗数は409店舗で
大型店:57店舗
R店:352店舗とR店が中心になっています
設立以来、500店舗以上出店していますが
これまで出店した
小型店51店舗全てを
大型店103店舗のうち48店舗を閉鎖(R店への改装含む)しています
(R店は353店舗出店し=大型店からの改装含む=1店舗閉鎖)
また
今後5年で大型店を全てR店に転換する計画です
時代のニーズに応じて積極的に店舗の閉鎖・転換を進めています


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します

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