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タムロン、10~12月は31%増益

カメラレンズを製造する
タムロン<7740>の
直近の四半期である
2022年12月期業績は
第4四半期(10~12月)では
売上高:前年比8%増の157億円
経常利益:同31%増の21億6千万円
となっています


【各分野順調】
主力の写真関連は
売上高:前年比5%増(116億円)
営業利益:同17%増(23億5千万円)
(営業利益は本社費用など調整前)
となりました

自社ブランドのカメラの交換用レンズは
新製品の投入により好調に推移しました
OEM(他社ブランド)は
顧客の生産調整の影響があったものの
堅調に推移しました


監視&FA(ファクトリーオートメーション:生産自動化)関連は
売上高:前年比7%増(24億6千万円)
営業利益:同38%増(2億3千万円)
となりました

監視カメラレンズおよび
生産工程における品質管理・検査用のカメラレンズは
中国向けがゼロコロナ政策の影響で伸び悩みましたが
先進国向けの好調によりカバー出来ました


モビリティ&ヘルスケア関連その他は
売上高:前年比40%増(17億1千万円)
営業利益:同3.5倍(2億8千万円)
と大きく伸びました

車載用カメラレンズは
半導体不足の影響があったものの
安全運転支援システムの搭載車の増加に伴い
センサー機能としての需要が拡大しました
医療用レンズは
極小径・薄膜レンズが伸長しました


【会社予想は微増益】
会社側は
23年12月期業績については
売上高:前年比10%増の700億円
経常利益:同微増の115億円
と予想しています

コロナ感染が落ち着きつつある中
今後、外出機会が更に増えると期待できることから
写真用カメラの需要は堅調に推移すると見ています

また
監視カメラ、生産設備用カメラ、車載(センサー機能)カメラは
需要拡大が続くと見られます

会社予想は控えめで
上振れ余地が大きいと判断しています


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します

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