振り子が大きく振れている

S&P500種
ナスダック総合株価指数ともに
史上最高値を更新しているが
一部の銘柄が指数を押し上げている

NY市場、ナスダックともに
指数は上昇しても
値上がり銘柄数<値下がり銘柄数
という日が多い


PERが高過ぎる
予想PER100倍以上の銘柄が多い
「PERはあてにならない」
「予想利益が2倍になれば50倍、翌年も2倍になれば25倍」
とも言えるが
予想PER100倍超の銘柄全てが
倍々ゲームの利益成長を続けられるわけではない

利益が予想通り伸びなかった場合
EPSの伸び悩みとPERの低下により
株価が暴落するケースを数多く見てきた

日本の80年代末の「本当のバブル」の時も
「今までの投資指標では測れない」と
「Qレシオ」を持ち出すなど
現状の株価が肯定されたこともあった


また
新規に株式投資を始めた個人投資家が
長期で緩やかな株価上昇による利益を求めるのでなく
短期(数日、数週間)で大幅な利益を得られることを
当然のように考えている
これも日本の80年代末のバブルと同様の状況


株式相場全体でみると
危険水域、レッドゾーンに入っている
ただ
レッドゾーンで長期間推移することもある
著名投資家、ハワードマークス氏は
「株式相場は
振り子に例えると
左右に大きく振れている期間が長く
正常な水準にとどまっていることは少ない」
というようなことを言っていたが
現在でも振り子が90度くらい触れている感じ
ただ
いつ元の水準に戻るのかは分からない

今回の「コロナ」のような
予期せぬ大きな「ショック」がきっかけになることが多い

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