19.これからの経済とパレート最適の本当の実現

これまでパレート最適と言えば、完全な市場競争によって実現されるものと考えられていた。

しかしこれは1.普通と特別(及び12.島宇宙化と権威主義)で述べたところの普通という状態を目指す、言わばなし崩し的に到達するものであった。

それでは可能性を取りこぼしているという意味で希望は残るが、納得、すなわち心から受け入れて現実に向き合うことができない。

これは、15.大衆と公衆で述べた大衆の態度である。

一方、可能性を吟味し、社会主義的に最適状態を目指す場合は上で述べた場合とは逆になる。

五木寛之氏の著書にあるように諦めるということは明らかに極めるということなのだから。


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