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絶対的に仕事が出来ない人の特徴5選

現在の仕事をしていて、多くの方が職場を去っていきました。

その中には、所属するチームから疎まれて、ご本人としては努力をしていると言うものの、本質からずれていたり、結果的にサボっているとみられる事もあります。

人に与えられるだけの能力を磨いたり、信頼を積み重ねようと思うと、正しい方向に努力をし続ける必要があります。誠実性が問われますね。

これは、個人をどうこうと言いたいわけではなく、最初は将来を期待されて入社したにも関わらず、どの段階で、どんな要因が重なって、誰からも必要とされない人材になってしまうのか、心理学と業務遂行能力、個人の性格特性から「なぜその人が仕事ができないんだろう」を考察します。

疑問に思う、ネットの掲示板に書く、友人に愚痴を言う、あいつほんとにムカつくよなと、ストレス解消をされているかもしれませんが、知識を身につけて、関わり方や距離の取り方を、こちら側が適切におこなわない限り、現状は何も変わりません。

1、職務に必要な能力が低い(業務遂行能力)
2、性格的な問題がある(個人の性格特性)
3、ビジネスの構造自体に対して破壊行動をする(社会構造の認識)
4、リスクも責任も取らない(職務への責任回避)
5、継続に困難さがある(誠実性の低さ)


1、職務に必要な能力が低い(業務遂行能力)
職務に必要な基本の基本ですが、集中力を維持すること、その為に睡眠や定期的な運動を行い、仕事のパフォーマンスを維持する努力をしていない確率が高いです。

自分自身が任されている仕事を、精一杯努力していない人の元には、誰も付いてこないですし、周囲の人が協力しようとは思われないです。

自分の仕事の成果だけが評価に繋がると信じているようですが、仕事の姿勢そのものが周囲に与える影響はとても大きいです。(メタ認知に関わる部分ですね)

2、性格的な問題がある(個人の性格特性)
近年の研究で明らかになってきた、ダークトライアドの要素がいずれかが、アンバランスなまま、思考の何割かを占めている確率が高いです。ナルシズム、マキャベリズム、サイコパスのどれかが、仕事の中で発言や行動において表出します。

自分の利益だけを優先し、過剰と思えるほど一喜一憂する。自分が努力をするのではなく、他人を引き摺り下ろす事に労力を割く、そのように見える発言や態度や行動は、周囲のメンバーとの軋轢を生みます。

自己認識と他者理解において重要な、感情知性に問題があり、相手の感情を正しく理解することや、自分の感情をコントロールすることが難しいと、感情的に発言する事が多くなり、また周囲から距離をとられます。

そうやって見えない距離がじわじわと出来ると、アサーティブなコミュニケーションに発展し辛くなり、一方的に発言するか、周囲から指摘をされる事がどうしても多くなります。

また、ビックファイブテストにおける、神経症的傾向が高いと、その人自身が持っている、不安な気持ちが止められなくなり、必要のない質問や頻回に回答を求めるようになります。

同僚の集中力を奪う行為として見なされ、必要のないことを確認してくる人、というレッテルが貼られ、仕事ができない邪魔をする奴、という認識に変わっていきます。

3、ビジネスの構造自体に対して破壊行動をする(社会構造の認識)
日本の企業においては、ほとんどの会社がピラミッド組織で動いていますが、そもそもそのピラミッド構造を気付かずうちに、平気で壊そうとする行為、つまり上司に真正面から逆らうことがあります。

仕事がきっちり出来ているのであれば、まだ救い方も考える余地がありますが、サボっていたり、真面目に取り組もうとする意思がなければ、それは成立しません。

根拠を元にして言葉の配慮がけができるのであれば、それは正当な発言に値しますが、単純に上司に噛み付いたり、同僚に迷惑をかけていれば、肩身を自分で狭くしている事に繋がります。(ただし、それさえも気付いていない事があります)

4、リスクも責任も取らない(職務への責任回避)
これは、失敗をしろということでは無く、どんな業務にも責任やリスクはつきものです。むしろこの状態からどの範囲までリスクが許容できるのは、普段から職場の上司の発言や考えをよく聞いて、記憶として蓄積しておくか、記録に残しておく必要があります。(リスク許容度)

その上で、許容してもらえそうな範囲で行動し、自分の挑戦に自分で責任を持ち続けること、もちろん指示には従う必要がありますが、結果に結びつくように効率を求めて、努力をすることが部下には求められています。

5、継続に困難さがある(誠実性の低さ)
数ヶ月あるいは数年経過すれば、自分の失敗や次に改善すべき事を踏まえて、自己省察をしたり、ノートに記録をします。あるいは、ひとりで遂行することが難しい場合は、周囲に協力を求める必要が出てきます。

普段の仕事が自分一人で成立していることに気がつき、それが周囲への感謝につながるはずですが、継続する事が苦手な場合は、業務を振り返る機会を設けたとしても、自分が頑張ったと思うだけで、自己省察と他者への感謝を忘れます。


以上5点になります。もちろん全て該当するから、仕事が出来ないとは限りませんが、大なり小なり思い当たる節があるはずです。

ただし、賢明な皆様であれば、お気付きかと思いますが、人を変えることは難しいので、できる範囲で距離を取り続けるという選択が出てくると思います。職場を移動するか、転職するかが難しければ尚更です。

また記載はしておりませんが、パーソナルディスタンスにも問題がある可能性があります。(回避型、不安型など)

以上仕事ができない方の特徴でした。どうすれば良いかと問われると、心理的な距離を置くために、スルースキルや交わす力を身につけて、生かさず殺さずといった関わり方になると思います。こういった方は、仮に努力をして付き合ったとしても、なんのメリットも見出せません。

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