サッリの気持ちになってマネジメントを考えるーチェルシーのGKケパ交代拒否の件から

  チェルシーのケパ選手が監督からの交代しろという要求を無視した件について、サッリ監督の考えていることを私なりに想像して書いてみる。

サッリ「ケパよ、なぜ監督に反するようなことをするのだ。監督が選手から交代拒否されることでどれだけ恥ずかしい思いをすることになるか分からないのか。会見では君のことを強くは批判しなかったが、本当は干したいくらいだ。本当はカバジェロに変えたかった。カバジェロは元シティの選手だし、PK戦で役に立つだろうに…。しかし、チェルシーは補強禁止になったところだし、私もいつ解任されるか分からない。強い態度に出れるほど私に余裕がないというのに…。ただこれだけは言える。ケパよ、君はカバジェロに対してもリスペクトを欠く態度をとったということだ。本当は君に私やチームに対して言い訳せずに謝罪してもらいたいよ。」

 もし私が監督ならケパを干したいと思うだろう。大勢のファンの前で監督を恥ずかしい思いにさせるような選手は嫌いだ。人としてどうかと思うだろう。本人が素直に謝罪するなら、それを受け入れ許すが、言い訳するようであれば…。

  やはり監督は大変そうだなと思う。現場ではかなり苦労しているんだろうなという想像がつく。そういえば、アジア杯の決勝が終わったあとに日本代表乾選手が試合中に監督に戦術について助言できなかったことを後悔するような発言をしたようだが、わざわざマスコミの前でそういう発言をする必要があるのかどうか疑問に思った。

 選手が監督より力を持つことが悪いとは思わない。しかし、仮に選手が大きな力を持っているのであれば、チームの結果に対して責任を取るのは選手であるべきだ。逆に、監督が大きな力を持っているのであれば、監督は選手に対して威圧的な態度を取らず、選手を守り、チームの結果に責任を持つべきだ。実際はこんな単純ではないかもしれないが、人として相手を最低限リスペクトするようにした方がいいとは思う。

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