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パームスプリングス 鑑賞

先日緊急事態宣言が出る前に新宿ピカデリーにて
「パームスプリングス」を鑑賞してきた。

よくあるタイムループを題材にしたラブコメディで主演を務めるのはブルックリン99でも主演を務めたアンディ・サムバーグ。

今作でもブルックリン99で見せたコメディアンっぷりを発揮していた。劇場にはおよそ15人ほどの鑑賞客がいたが、随所で笑いが起こっていた。

よくあるタイムループの作品と違うのは主人公がタイムループから抜け出そうとしないところ。一般的なタイムループものは主人公がタイムループから抜け出す事で物語が発展するが、今作はその逆。

タイムループの中でいかに楽しく過ごすか?それが描かれていた。まさに現在の外出自粛により変わり映えのない日々と重なる部分があった。

筆者が通う大学も昨年度の頭からオンライン授業が導入され、現在も続いている。家でオンライン授業を受けて過ごす日々は、まるで1週間をループしているかのように感じる。

しかし、今作でのキーマンとなるサラのように変わり映えのしない日々を変えてくれる人、出来事というのは必ず存在している。今作を鑑賞した事でそういったことを感じる事ができた。

家から出れない日々がまだまだ続きそうではあるが、同じ日は2度と来ない。そう考えて行動する事でタイムループから抜け出したような感覚となり、ほんの少し雀の涙ほどだが人生が豊かになった気がする。

緊急事態宣言が解除された暁には是非劇場で鑑賞して欲しい作品である。

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