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デイトレ2週目振り返り

今週も学びが多かったと思う。
特に人間が調子に乗ったタイミングで痛い目を見るのに遭遇したことが良かった。
ある程度、仕事で地位ができてしまうとちょっとくらい良くないことでも何とかなってしまう。
株式投資はそういったなぁなぁな部分がないのが面白い所でもあると思う。
中間とか曖昧なんてものはせずに、すぐに結果が出るのが分析好きにとっては嬉しい。

1週目でイレギュラーで2万円も損をして、2週目でもまた異なるイレギュラーに遭遇して2万円も損をした。
強がりに聞こえるかもしれないが、本当にこのタイミングで出会えて、このくらいで済んで良かった。
また、僕の中で、2万円は負け額の最大タブーラインという認識もできた。
実際に2万円を意識して、トレードをきちんと止められた事も大きい。

自分を信用できないことをしでかしても、一定のラインとして自分を信用できている。
ルールを破った後のルールがきちんと守れることを自覚できたことは大きい。
ならば、さらに自分なりのルールを強化するだけだ。
当然、この金額がどんどん出てくると困るので、自分の中での最大負け額は5000円という結論も付けられた。
この金額は、今までの最大勝ち額から算出しているので、適当な数字ということでもない。
この数字自体も、今週買ったことによって新しく出来上がったものだ。

株式投資はバーチャルなように思えるのだろうか。
僕にとっては本当にリアルだ。
『欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア』を読んだが、このタイトルは圧倒的に楽しい。
市場というのは欲望と幻想が渦巻いており、それを冷静に見れる人が勝つべくして勝つゲームだと思う。
人の欲望や幻想への深い理解と、また、そうした人に属する自分を如何に制御できるのかという哲学に通ずるのではないだろうか。
なまじお金のやりとりをしている分、純粋な感情が蠢いているのではないだろうか。

今週は開始から日経平均も強く、3日連続で勝つことができた。
そして調子に乗ってしまった。
まだまだ初心者なのだと気づいた事は大きく、まだまだ課題も大きい事が分かった。
何年やっても勝てない人がいるくらいなので、当然の帰結だ。
また、やるべき事が明確になってきたようにも思う。

僕は本を読むことが得意なので、本に頼ってしまう事が多い。
情報収集も好きなので、You Tubeなどのノウハウ動画も片っ端から見ている。
しかし、やはり本質的に重要なのは、自己分析だ。
自分のトレードのやり方や癖をきちんと見極める方が本よりも何倍も価値がある。
そもそも基本的な知識自体は恐らくついていると思う。

市場というのは、独りよがりではない。
多くの人間の欲望と幻想(僕としては欲望と絶望の方がしっくり来る)の総和が目の前に表示されている。
欲望が強ければ株価は上がるし、絶望が強まれば下がる。
それが数値化されて、目の前で目まぐるしく変化するのだ。
となると、多くの人が活用する手法こそが株価をリアルに動かす。
もちろん、それを統計的な手法で持って上がる下がるを予想することもできる。
それがテクニカル分析に繋がるのだろう。
しかし、それを使った騙しテクニックや余りにも複雑な事柄は、たった今一瞬目の前で起こっていることとは乖離があることも多い。
大切なのは、多くの人が信じる限られた情報でどれだけ株価が動くか、だ。
まずそれを肌で感じつつ、少しずつ理解できる度に知識も増やしていけば良い。

トレードする基準が多ければ多いほど、矛盾することもある。
まずは自分の知っている知識を最大限活用してどこまで勝てるのかを検証した方が良い。
ある程度まで納得がいった上で、もっと勝つ確率を上げたいとなった時に改めて良い方法を模索するくらいがちょうど良いと思う。
インプット自体は得意なので、そちらに傾倒しすぎてしまうが、それは現実逃避だと思った方が良い。
現実とは、目の前で起こっている自分のトレードの方がより近いのだ。

ということで、そもそものトレードの準備や自分の考え方の整理を優先することにした。
その上で、時間が余ったり、自分の考え方が煮詰まった時に新しいアイデアを求めてインプットをする方に切り替えようと思う。
これはダイエットや健康のために考えた事と通じる所がある。
まず、毎日やった方が良い日課を先にやって、その後で自由時間があれば、それは娯楽に使う。
なまじやるべき事を先にやっているので、自由時間も気楽に使うことができる。

僕は株について詳しい人になりたい訳ではなく、勝てる人になりたいのだ。
ゲームとして面白いから、ゲームとして上手くなりたい。
ただ、ゲームに参加せずに観戦して語りたい訳ではない。
プレイヤーでありたいし、プレイヤーとして勝っていきたいのだ。
それには、まずは自分の目の前で起こっているトレードの分析こそが一番の材料だと思う。

新しい本を読む前に、自分のnoteを読み返す方が今は重要そうだ。
初心者は狩られる側にあるので、結局、僕は今の自分を理解してそういった初心者を狩る側に回る必要がある。
そういったブレイクスルーがあって始めて、実際に勝てるようになるし、根拠があることできちんと勝てている実感も持てるようになるはずだ。

頭で理解しているはずの事と、実際に出来ている事には大きな乖離がある。
この辺りから少しずつ修正することで、着実に勝つ道が開けていく事だと思う。
もっと自分が分からない事や根拠なくやっていることを一つひとつ掘り上げて、自覚的に自信を持ってトレードができるようになりたい。

そもそも勝っても税金で20%取られる訳なので、50%の確率で勝つのでは駄目だ。
計算した所、55.56%で勝つ確率でないとリスクとリターンが釣り合っていないようだった。
大体60%くらいは勝てると見込んだタイミングでトレードするのが良さそうだ。
当然、60%の根拠なんてなくてトレードしているので、この辺りの期待値をきちんと上げていきたい。
そのためにはどうすれば良いのかも考えを深めていく。

人間、進捗が見えないことをやり続けるのはきついものだ。
なので、僕は単純に勝ち負けだけではなく、自分の気づいたことをスプレッドシートに貯めていくことにした。
トレードで負けていたとしても、その分何かを学び取り、スプレッドシートに記載した内容が増えれば増えるほど、成長している認識ができると思うのだ。
もちろん、書きっぱなしではいけないので読み返す必要がある。
また、本当に重要な3~5個くらいのルールは印刷して見える所に貼っておこうと思う。
それを守る事は、トレードで勝つこと以上に大切だと思えるようなものを。

自分の生活やモチベーションを保つためのこともどんどん思いつく。
また、やったらやっただけ跳ね返ってきて、かつ、お金も稼げるかもしれないというのが楽しい。
お金がかかっているからこそ、多くの人が真剣になっているだろうし、真剣だからこそ、僕も打ち込むモチベーションが大きくなる。
全員が真剣に取り組んでいるゲームで、自分がどこまでやれるのか楽しみである。


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