「魔法少女育成計画ACES」を読んで

  「魔法少女育成計画ACES」(以下ACES)の感想書いていきます。当然ながらネタバレ注意です。あらすじの下からガンガン書いていきますのであしからず。

盟友リップルの行方を探しながら、「魔法少女狩り」としての活動を続けるスノーホワイトに、「魔法の国」の国の中枢たる「三賢人」の一人から呼び出しがかかる。指定された屋敷に赴いたスノーホワイトを待ち受けていたのは、高貴そうな雰囲気を身に纏った、幼い外見の少女だった。少女はスノーホワイトに、とある魔法少女の護衛を依頼するが――。話題沸騰のマジカルサスペンスバトル、ますます絶好調!

というのがカバー等に書いてあるあらすじです。

 今作は前作の「JOKERS」に引き続き出てくる要素がいくつかありました。例えば「三賢人」、「ディスラプター(悪魔)」、「プリンセス・デリュージ」などなど。まぁ前作必須の内容といってもよいでしょう。そして次作の「QUEENS」もセットになるような展開です。

 今回のキーマンであるプレミアム幸子はなぜ逃亡したのか、それは彼女の「誰かをすこしの間すごくラッキーにする」魔法のデメリットが原因でした。ラッキーになるのと引き換えにその後で不幸のしわ寄せがくるのです。彼女は魔法を使うことなく退場しましたが、ソラミが

訓練でもここまでやれることは稀だ。二十回に一回もない。

と思っているシーンはちょっと笑っちゃいました。どう考えてもフラグです。実際その場面から少し経たないうちにダークキューティーの影絵で撃破されています。プレミアム幸子ちゃんは貧乏神なんでしょうか?うーん、かわいそう。

 かわいそうといえば、ブルーベル・キャンディは表紙もらえてるのに活躍があまりありませんでしたね。シャッフリンⅡを鬼人のごとく倒して回ってるプリンセス・デリュージについて回っている印象しかないのですが…いやいや、こんな殺伐とした空間にいながら生存してるだけでもすごいとも言えます。次作の活躍を期待しましょう。それとデリュージのシャッフリンに対する怒りはほんと「しんどい」ってなりますね(語彙力)。シャッフリンが仲間を庇うと、テンペストを庇うために死んだクェイク(しかもクェイクの死はほとんど無駄になった)を思い出し殺意マックス。全身血まみれになりながらも仇(Ⅱなので別物だが)を狩っていきました。オスク派の主戦力であるシャッフリンに対し復習するデリュージと彼女を支えたいブルーベルがどうなるのかも次の見どころだなぁと思いました。

 最終的にはプレミアム幸子は殺されるもプク派は見事に欺瞞を成功させ本命のシャドウゲールを手中に収めました。今回の作戦は失敗だったとピティ・フレデリカと初代ラピス・ラズリーヌが対談するシーンで幕を下ろします。プク・プックが行う「儀式」の行方とオスク派との派閥争い、プク・プックの魔法の正体が次の見どころでしょうか?本の感想(というか長文)書くの慣れてないのでいまいち駄文感が否めないのは許してください。短編読もうかと思っていたが続きが気になりすぎるので遠くないうちに「QUEENS」の感想も書きます。ではでは。


P.S. 巻末のマルイノさんのシャッフリンのイラスト可愛い…可愛くない?

 

 

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