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表現や若者の敵は誰か?表現規制、若者抑圧で踏まえるべきポイント


はじめに

山田太郎氏がゲーム規制推進の元凶の一つ「久里浜医療センター」の問題を追及しているのはご存知の通りである。

炬燵どらごん氏も指摘しているが、久里浜医療センターの言う「人生にゲームは不要!隔離してクスリ打って時間制限して大自然キャンプで叩き直す」というのは過去の管理教育で、子どもへの抑圧を正当化する理屈として使われたものである。戸塚ヨットスクールでの体罰、そして、現在の自民党の子どもを飼いならす(下記サイト参照)という方針からみられるように、現在の自民党内の極右系主流派が目論んでいる訳である。

1.子どもへの方策

山田太郎氏は、これに真っ向から反対している訳である。そして、今回のゲーム規制を巡る問題は「表現規制」だけではなく「子供や若者の人権問題」や「いじめ問題」とも地続きであり、山田太郎氏は正にこれらの問題を「自民党の中から」対抗している訳である。

本題・表現規制問題における主要論点

山田太郎氏は、自民党にいながら現在の自民党内主流派の日本会議系極右の若者抑圧、ひいては国民への人権抑圧方針に真っ向から対決している訳である。これは、山田太郎氏が自民党にいながらブレていないという事を示している訳だが、もう一つ重要な点がある。実は、これは野党側表現規制反対派が問題視して表現規制反対した理由のメイン論点と全く同じ論点な訳である。その当時の野党系の中で、中心的存在となった社民党国会議員(当時)の保坂展人氏(現世田谷区長)の活躍や思想傾向は下記記事で紹介したとおりである。

表現規制反対の概略2(ゼロ年代表現規制反対派の功績概要)後編

保坂展人氏は80年代のジャーナリスト時代から、いじめ問題や管理教育問題に取り組んでいた。とりわけ、戸塚ヨットスクール問題(今回のゲーム依存症問題に出てきた「施設にぶち込んで矯正」の久里浜プログラムの元祖)の追求は厳しくしていた。正に今現在、山田太郎氏の取り組んでいる問題、山田太郎氏が問題視した論点と同じである。

山田太郎氏保坂展人氏ら野党側表現規制反対派が取り組んでいる表現の自由問題は表現規制問題は勿論、今の若者や子供の人権問題(いじめ問題など)解決という分野でも共通の問題である。与野党、右派左派というカテゴリーの問題ではない。現在の表現や若者、子どもの人権抑圧政策を実行しているのは極右系自民党主流派だが、野党側でも起こりうるリスクなのは野党側からも表現規制推進の野党支持系自称フェミ、反差別が出現し、自民党極右と同じ理屈で表現規制推進している事でも分かるだろう。

表現規制問題や久里浜プログラムに見られる若者抑圧に対して取るべき方法

何度も言うが事は、思想や党派性の問題ではない。敵は、漫画表現は勿論、子どもや若者の人権を抑圧する輩や勢力である。これは右派、与党側は自民党内主流派である日本会議系極右、左派、野党側にも自称フェミ、反差別等与野党双方にいる。これらに対抗するには山田太郎氏ら与党側表現規制反対派勢力だけでは負担が大きすぎる。野党側表現規制反対派勢力の協力も必要である。右派左派双方の表現規制反対派勢力が協力し合わなければ、現在の表現規制反対は勿論、久里浜プログラム(戸塚ヨットスクールのほぼコピー)に見られる子どもや若者層人権抑圧反対もままならない。上記で紹介した保坂展人氏ら、ゼロ年代の野党側表現規制反対派の協力も不可欠である。そのためにも、彼らも盛り立てる必要がある。山田太郎氏ら与党側表現規制反対派を盛り立てると同時に野党側表現規制反対派勢力の過去の功績にも着目し、彼らも盛り立てる必要があるだろう。

最後に

与党支持者はメイン支持を山田太郎氏自体を変える必要はない。只、野党というだけで敵視はいったん控え、表現規制のイシューだけ、表現規制反対派政治家だけでも良いので野党側を受け入れるべきだろう。野党支持側も、徒に与党敵視をするだけでなく野党側反対派盛り立てを中心にし、表現規制反対のイシューだけ、表現規制反対派だけで良いので与党側も受け入れる必要があるだろう。そうしなければ、漫画表現だけではなく、子どもや若者抑圧政策は進行して詰む。今後の表現規制反対運動は、これらを踏まえて頂きたい。


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