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まわり道という特技。

気付いたら、まわり道して生きている。
たとえば、帰り道にかわいらしい野草を見つけて寄り道してしまうような。
それもまた楽しいし、踏みしめて生きると発見も多い。

思えば、車で3分の所を、1時間半かけて歩いた事があり、マイペースでまわり道が得意な自分に驚いたこともあった。あの日の空の青さや、風の匂い、虫の音はきっと忘れないだろう。

自分の興味や感じたままに生きる。みんなについて行かなくてもいい、みんなと一緒じゃなくてもいい、何より自由な心でいられる。


まわり道して焦ることがあるならば、焦りの裏側には「人との比較」が潜んでいると知っている。

比較は、闇を運んでくると思う。
みんなこうなのに、そこから逸脱しているからあなたはだめなんだと、悪魔が言い聞かせる。

たとえば結婚。
SNSで流れてくる「結婚しました」というポスト。
「〇〇ちゃん結婚したって」「〇〇さんのところ、△月にお子さん産まれるって」という知らせもよく耳にする。

単純に報告なら良いのだが、時々含まれているのは、「いつ結婚するの?」「まだ結婚しないの?」という煽り。
煽っている気は無く、きっと心配してくれているのだろうが、完全に煽られていることは見てとれる事がある。


わたしはまた、大きなまわり道をしようとしているらしい。

心に感じたままに、自分の心が自由でいられる方に走ってみたいと思う。

これは特技だ。卑下する必要はないのだ。
いくら遠回りでも、自分らしさを失わずに生きる事ができるのならば、それでいい。それがいい。

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