見出し画像

麻雀で学ぶコミュニケーション能力

Twitterで嬉しい出来事がありました。

珍しく僕のtweetがプチ炎上したのです!

このtweetに対してコミュ力のない方々からのクソリプ・・・もとい、温かいご意見があって嬉しい限りです。

個人的には、雀荘では強打、先ツモ、無発声のマナ悪客が放置されている現状から「麻雀でコミュ力が学べる」というのは甚だ疑問ですが、あれでマシになってるという可能性もあるので、まあいいでしょう。

ポンチーカンロンツモと点数申告以外の発声は原則禁止

というのは、競技麻雀や競技志向の雀荘では常識ですし、一般の雀荘や教室でも「過度な会話」「三味線」は禁止しているのが普通かと思います。

①おしゃべりなんでもあり
②対局に関係する発声以外禁止
③三味線のみ禁止

この内、③が理想というのがコミュニケーション重視の麻雀を求めるひとのマジョリティでしょうが、線引きが非常に難しいです。リーチに対して無筋を切ったひとに「強い!」というだけでグレーゾーンですし、麻雀しながら麻雀以外の話をするのは難しいでしょう。ローズの問題もあるので、本来は②、もしくは開き直って①にした方がした方が賢明です。

③を採用するひとが多いのは曖昧な部分は中庸に取ってお茶を濁して、結果損する日本人の国民性ですね。コミュニケーション能力とは間を取ることではなく、お互いがwin winの方向性を探る技術のことでしょう。納得をするには感情でなく合理性に依拠した線引きが必要です。

そもそも麻雀をしてるだけで楽しいので、プレイ中のおしゃべりとか余計ですし、むしろ、おしゃべりに参加しなければならない圧迫感の方が問題と思います。

画像2

麻雀界の問題は「不文律のマナーが多い」ことです。

例を挙げれば長考ですね。国際公式ルールでは10秒以内と定められていますが、日本麻雀の場合、雀荘ではもちろん、プロ団体ですら規定がありません。日本麻雀にまともなルールブックが存在しない問題は深刻ですが、長考の是非は要するに同卓者の感情に左右されています。

点数申告に「です」をつけるか否かという非常にどうでもいい不文律もあるので、どう考えても麻雀界はコミュ力不足です。

「ルールで対応できることはルールで定める」
「ルールで縛れないことはコミュ力で解決策を練ってなんとかする」

これが普通の大人の対応でしょう。発声に決まりがあれば揉めませんし、揉める要素はパワーゲームに持ち込むのではなくクリアにする合理的な解決策を提示することが重要でしょう。

麻雀界はルール意識もコミュニケーション能力も欠けています。本当に麻雀でコミュ力育つんでしょうか?子供に教えたら現状逆効果ではないですか?

日本麻雀のルールは「合理性」ではなく「感情論」で作られています。

だからルールブックを整備せずに、感情に配慮した対応ばかりに目が行くんです。代表的なのは「メンバー規制」ですね。

画像1

これ珍しく「明文化」してますが、「暗黙の了解」にしている雀荘は非常に多いです。タブーの多い文化ほど未開、というのは筒井康隆の言葉ですが、麻雀界はとてもじゃないですが進歩的とは言えません。


麻雀界は他の業界に比べ、コミュが未発達過ぎます。

「感情論」でしか議論が出来ないうちは、麻雀でコミュニケーション能力は学べません。


ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?