博士学生のお金について

浪人・留年をせずに博士課程に進学した場合、24歳から27歳の間いわゆるフリーターの状態である。

最近では経済支援が充実してきており、学振・次世代フェローをはじめ様々な収入がある。

当然ながらお金を貰うためには申請書を書く。

5項目ぐらいだろうか。。。

たった5項目で3年間の計1000万円近くの支援になるのだから、たったA4用紙1枚の内容が200万円である。

では200万円の内容とはどのようなものか?

研究計画や成果などは自分の研究に対する対価に直結しているだろうが、国際的コミュニケーション能力などいくらでも自分で成長が見込めるものに関しては何に対する対価なのだろうか。

この問いの答えははっきりと二極化している。

いくら博士課程進学者が増えて企業の理解が深まったといっても、一般市民の視線は変わらない。

全く外部(学外)との交流がなく、自身の研究に没頭している。

没頭するならまだしも、ひたすらゲームばかりしている。遊んでいる。
そんなやつらが思っているより多い。

というよりもそんな奴らが過半数だと思っている。

博士学生の就活(企業就職の場合)はD2の夏に始まり、D3が始まる前には終わっていることが多いそうだが、彼らにはそもそも3年で修了することが頭にない。

一方で、いろいろなイベントに積極的に参加し、社会貢献活動や学外の交流が多い学生はとてつもなくコミュニケーション能力が高いと感じている。

最近の研究者は自分の研究だけでなく、社会との繋がりも重視されることから、このタイプがアカポスに進むことが多いと予想され、実際に少なくない。

さて、お金が欲しいと嘆く割に、全くやる気のない名前だけの博士学生を滅却するにはどうしたらよいのいか・・・

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