Stataにshapeファイルを読み込ませる方法
今回は、Stataでシェープファイルを扱うためにまずデータを読み込ませるところまで解説します。
ここではStata15以降についてのみ話をします。Stata14以前については、shp2dtaというユーザーコマンドがあるのでそちらを使ってください。
Stata15以降では、spshape2dtaというコマンドがあり、今回はそれを用います。
使い方としては、
*shapeファイルをdoファイルに変換
spshape2dta 名前
とするだけで、非常に簡単です。
なお、シェープファイルとはいくつかのファイルがセットになったもので、.shp、.dbf、.shxの少なくとも3つのファイルで1つのまとまりです。
ですので、シェープファイルを指定するときは拡張子は使いません。使っても大丈夫ですが、個人的には使いません。ややこしいので。
そして出来上がったdtaファイルは、名前.dtaと名前_shp.dtaの2つになります。保存場所はsavingオプションを使えば指定できますが、指定しないと私の場合はドキュメントフォルダに保存されます。そして、clearオプションとreplaceオプションももちろん使えます。
clearオプションは前にstataに読み込まれていたデータを消してspshape2dtaの作業をしてくれます。そして、replaceオプションは以前に名前.dtaや名前_shp.dtaを作っていたのなら上書きしてくれます。
そして、名前_shp.dtaに緯度経度などの情報(shpファイルの情報)が入っており、名前.dtaにはarcGISでいうところのテーブルに入っている情報(dbfファイルの情報)が入っています。
それでは、名前.shpや名前.dbfからなるシェープファイルを読み込みhogehoge.dtaを作りましょう。こんな感じです。
spshape2dta 名前, saving(hogehoge) clear replace
今回は、シェープファイルをStataに読み込ませる(dtaファイルに変換する)作業を行いました。
次回は、階級区分図を作ります。