えんとつ町のプべルル酸
キンコン西野に他意はないが、
小林製薬はエゲツない批判を受けている。
煙突何本あってもいいくらい炎上してる。
私は千鳥の漫才が好きで、
ノブが旅館の予約で電話をかけると、
受付の大吾はこう返していく。
「べにずわい蟹エビ美でございます。」
「御予約の確認をさせていただきます。」
「智弁和歌山高校、野球部、50名様…。」
紅麹がまるまる100%悪いわけではない。
未知なる成分というフワッとした説明も悪くない。
この際、機能性表示食品の機能よりも
持病との組み合わせで死に至るリスクが目立つ。
そもそも機能性表示食品とは、
健康に良かれと思う気持ちに訴求しているはずで、
その機能や効果がなくては嘘になる。
ましてや持病の悪化などもってのほかだ。
痩せる感じのパッケージはドラッグストアの
花道みたいなところに山ほどあるものだし、
いちごや梅や桜のフレーバーのあらゆるものに
紅麹色素は欠かすことができない原料だ。
ミルクボーイの漫才の「湿布」を思い出す。
おかんが好きな薬の名前を忘れたらしい。
どんな特徴言うてたかと内海くんが聞く。
駒ちゃんのおかんが言うには、
「その薬には副作用があるらしい。」
「それやったら湿布と違うか?」
「湿布にはそもそも本作用がないねんから!」
「せやから副作用がなんてあるわけないんやから」
この論理は正しい。
小林製薬は茨の道を裸足で引き返すしかない。
タバコや酒を過剰に摂取する価値かないように、
ナットウキナーゼを紅麹でメタモルフォーゼして
腎臓を損傷するなど本末転倒が甚だしい。
株主総会で泣いてしまう気持ちはわかるが、
小林製薬がCIとして目指したスタンスは正しい。
使用上の注意や用法容量はもちろん、
そもそも効果を信じるか信じないかは、
あなたたち次第だと言ってほしかった。
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