見出し画像

OATP1B1を阻害するシクロスポリンの併用で、スタチンのLDL-C低下作用とミオパチーリスクはどうなりますか

〇はじめに

シクロスポリンはOATP1B1阻害作用を持ち、スタチンの血中濃度を上昇させます。

そのため、シクロスポリン服用時にスタチンは減量して使用されますが、スタチンの治療効果とミオパチー発生にどのように影響するのでしょうか。

今回の記事では、OATP1B1阻害薬併用時の低用量スタチンの効果と安全性について、OATP1B1遺伝子多型の研究を参考に考察したいと思います。

ここから先は

2,252字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?