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ルーチンケアに漢方薬を追加することは、喘息患者の関節リウマチのリスク低下と関連する。

〇はじめに

喘息と関節リウマチ(RA)の病態は共通している部分が多く、喘息患者はRAのリスクが高いことが判明しています。


喘息に対する漢方薬の効果や安全性は報告されていますが、RAに対する効果に関する科学的根拠は乏しいままでした。


今回紹介するコホート研究は、喘息患者における漢方薬の使用とRAリスクとの関係を明らかにすることを目的に計画されました。



〇喘息とRAの併発の疫学

喘息は、いくつかの疾患の引き金となることが認識されています。


最近のエビデンスでは、関節リウマチ(RA)を含む自己免疫性リウマチ疾患に高リスクである可能性が示されています。


20報の研究を統合したメタアナリシスで、喘息患者がRAを発症するリスクは一般集団の約2倍であることが示されました。

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