発熱、咳、倦怠感のある人がいきなり病院に行ってはいけない理由

やくそうでございます。 

ラノベ作家の方が非常にわかりやすく、読ませる文体で解説してくださりました。ご自身の腎盂腎炎(高熱が出る)で昨年受信したときの体験談をTwitterのスレッドで挙げたものをまとめたものを引用します。
  さすがプロの作家の方、読ませる文章です。

 これで十分解説になっていますので、ぜひご覧ください。

 

ざっくり言えば、現在その病院にかかっている患者さんにうつすとヤバいことになるからです。(語彙力)

 医療スタッフ(特に医師)に感染した場合は2週間は確実にその医療機関の診療は止まります。代診の医師は来ないと思いましょう。(派遣元の医療機関も人手不足だったり、感染予防のために応援を禁止している場合があります。)

病院には。感染症にかかったら命取りになる方が濃縮されています。病人、子供、高齢者。
 さらに、一般の開業医には完全に隔離できる設備(施設の構造)は整っていません。そこまでの患者を診察する役割を分担されていないからです。

 ひとくくりに患者といってもいろいろな病気の人がいます。
 1.日常生活を送りながら一般的な治療を受ける人(大部分がここに当てはまります)
 2.専門的な治療が必要な人(治療の専門性の度合いから行く病院が変わってくる→入院してずっと観察が必要な人もいます)

 感染力が強めで症状が重くなる感染症の治療を安全に行える設備があるのは、感染症の専門的な治療が行える病院のみ。普段は、感染症の専門の病院に患者を集めて治療をしっかり行い、どんな治療をすれば効果的なのか知見を集めます。実は、今回のCOVID-19も最初は専門の医療機関で治療を行う形でした。そこで集められた治療のデータと知見をもとに各地の医療機関で治療を行うようになっています。

 しかし、患者数が増えてくると感染症の専門の病院ではまかないきれません。そこで、ある程度の治療指針を作り、治療ができそうな病院を増やしていきます。それができるのはある程度規模の大きな病院。隔離ができる設備とスタッフの数が必要です。しかし、大きな病院でも感染症の治療を行わないところがあります。

 それが、全国でもまれな病気の治療を専門的に行っている病院です。その病院でしか治療できない患者さんが全国から集まっています。大学病院や国立〇〇(ここに治療する領域の名前が入る)センターと言ったところが当てはまります。ここに入院してる患者さんの中には、感染症にかかったら即命に関わる人がたくさんいます。

 感染症の患者さんが増えたからと言って、ここの病棟を感染症のために開けるとどうなるでしょうか?入院している患者さんの命に関わります。感染症病棟に開けてたくさんの命を助ければいい、という考えは、もともとそこに入院している患者さんの命を軽んじることになります。

 というわけで、現在は発熱や咳、だるさのある患者さんはかかりつけ医に電話をし、症状を確認してからになります。かかりつけ医の指示を仰いでからにしましょう。

 とはいえ、1年前は病院の方も対応がバタバタで、どう対策していいのかわからず熱があったら即受診お断りになっていました。しかし、対策方法がある程度つかめるようになって以降は時間を分けての予約制の発熱外来を行うところもちらほら出てきました。

 現在健康な人ができることは、
 飲み会などマスクを外して人が密接する機会を避ける
(外でも至近距離ではつばが飛んできます。BBQで感染した事例もあります)
執拗に飲み会など誘ってくる人間とは距離を置く
(自分は飲み会に行かなくてもその人から感染する可能性があります)
不織布マスクで鼻から顎まで覆う(ノーズワイヤーを鼻の形に合わせるのが鍵)
よくわからないう情報を信じてしまっている人からも距離を置く
外であってもマスクをする(暑いと言ってマスクを外して歩いている人もいるので、そういう人とは距離を離す)
なるべく外に出ない
ワイドショーや情報番組を見ない。淡々と伝える行政の情報を見る。
何かと手洗いをする(商業施設や駅のトイレで手洗いをする)
家に帰るなり風呂に入る(体を温めるためにかかり湯は腰から下まで十分に行う 湯船は腰までにする)
規則正しい生活
美味しいものを食べる

でしょうか。











 






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?