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テクノロジーの力で医療体験を刷新!PharmaXの事業責任者が描く新しいセルフメディケーション体験

PharmaXの倉内です。PharmaXは、テクノロジーの力で医療体験を刷新することを掲げ、現在は「オンライン薬局」というこれからの新しい薬局の在り方を日々模索しながら創り上げています。 

私は以下2事業のうち、創業当初から続くセルフメディケーション事業の事業責任者を務めております。今日は社名変更・資金調達という節目のタイミングということもあり、この事業のこれまでとこれからについてお話しさせていただきます!

目次

  1. セルフメディケーションとは?

  2. PharmaXのセルフメディケーション事業

  3. 患者さんと向き合い続けて作っているオンライン漢方薬局サービス

  4. 裏側は高い技術力に支えられています

  5. セルフメディケーション事業のこれから

  6. 終わりに

セルフメディケーションとは?

セルフメディケーションという言葉になじみのない方も多いかと思います。様々な定義を見かけますが、我々薬局業界の大御所、日本薬剤師会によると以下のように定義されています。

自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること

日本薬剤師会HP (https://www.nichiyaku.or.jp/activities/self-medication/index.html)

皆さんも日常の些細な不調であればわざわざ病院やクリニックにかからず、ドラッグストアでお薬を買って解決したり、お薬に頼らずゆっくり寝てなおしたりと、無意識に実践されているごくごく普通の活動です。

PharmaXのセルフメディケーション事業

PharmaXでは、いつでもどこでも薬剤師と相談しながら医薬品や健康食品などを購入することができるオンライン薬局「YOJO」を運営しています。

自分自身で不調に向き合うセルフメディケーションですが、数ある医薬品や健康食品の中から自分の体質や症状にあった商品を選んだり、食事や運動で気を付けるべきことについて情報収集したりというのが非常に難しいことは想像に難くありません。

薬局・薬剤師は医療の世界の中でも一般生活に近い存在です (日本の薬局の数はコンビニより多いんです)。薬のプロである薬剤師がより皆さんの生活に密着し、適切なセルフメディケーションの実践をサポートする世界を作りたいという想いから、オンライン薬局「YOJO」を開発・運営しています。

近年は薬局がセルフメディケーション支援を強化すべきだという議論が国レベルでもされていますが、その先駆け・リーディングプレイヤーとなるような薬局に育てていくのが目標です。

現状の薬局薬剤師の業務は、処方箋への対応(対物業務や、処方確認・服薬
指導等の対人業務)が中心であるが、処方箋受付時以外の対人業務(調剤後のフォローアップやポリファーマシー等の対応)や、セルフケア、セルフメディケーションの支援等の健康サポート業務等の充実が求められる。

厚生労働省「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ(案)」
2022.6.23

患者さんと向き合い続けて作っているオンライン漢方薬局サービス

もし「YOJO」のことを知ってくださっている方がいらっしゃるとしたら、おそらくオンライン漢方薬局というイメージをお持ちだと思います。事実、セルフメディケーションの中でもこれまで力を入れてきたのは薬剤師による漢方相談・販売サービスです。

代表で医師でもある辻の臨床経験や、実際に事業を立ち上げる過程で、不定愁訴(「原因がはっきりわからないけれど、なんとなく体調が悪い」といった状態) を抱える女性が非常に多く、漢方でセルフメディケーションを実践される方も多い一方で、専門家の介在なしに適切な漢方薬を選ぶことは難しいという課題が見えてきました。

まずはこの「不定愁訴にお悩みの女性」が抱える課題を解決すべく、患者さんお一人お一人と向き合うことでプロダクトを作り、そして改善してきました。

患者さんの声をプロダクトに反映する仕組みは様々ありますが、何と言っても弊社薬剤師と患者さんのコミュニケーションそのものがサービスのコアであるというのが最大の強みです。日々患者さんの悩みに寄り添って解決・軽減に導く薬剤師チームがいて、そこで得られる知見をPdM・デザイナー・エンジニアなどプロダクトチームが迅速にプロダクトに反得させるというサイクルを回すことができています。

まだまだ完成というには程遠いプロダクトですが、一人一人に向き合った結果が数字や反響として表れてきているのは素直に嬉しいです。

裏側は高い技術力に支えられています

これまでの説明だと、冒頭に説明した「テクノロジーの力」がどこに生きているのかと思われる方もいるかもしれませんが、実はこの事業・サービスの根幹を支えてくれています。

我々は多くの方に気軽に使っていただけるオンライン薬局を目指しているので、相談自体では基本的に料金をいただいていません。あくまで、相談の結果として買っていただくことで売上を立てています。つまり、このビジネスモデルを成り立たせるためには、高品質の相談サービスを低コストで提供しなければなりません。

薬剤師が患者さんとコミュニケーションをしたり自動でパーソナライズされたメッセージを配信したりするためのCRMシステムをセルフメディケーション文脈で最適化するために完全に内製化しており、また医薬品や健康食品等の提案を行うアルゴリズムも社内で構築・改善のサイクルを回しています。

技術的な詳細についてはエンジニアチームがさまざまな記事を書いてくれているので、ご興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

セルフメディケーション事業のこれから

患者さんに寄り添い、患者さん中心のプロダクト・サービスを提供する、というスタンスはブラすことなく、引き続き新しいセルフメディケーション体験を創造していきます。

オンライン漢方薬局としての「YOJO」は、我々の原点でありこれからも大事なサービスですが、やはりセルフメディケーションの一角にすぎません。より多くの方の様々な悩みを解決するためには、扱う商品の幅を広げ、サポート体制も強化しなければなりません。

患者さんに向き合い続けることで、我々もまだ想像できていないようなプロダクト・サービスに進化していくこともあるでしょう。そのためにできることは何でもやっていきます。

終わりに

ヘルスケア業界と言うととっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、今ご紹介したようにセルフメディケーションは万人が実践している医療の手前にあるような日常の営みです。

この事業を成長させ、「YOJO」があらゆる人の健康を下支えする未来を信じて共に戦っていただける仲間を探しています。この記事でも紹介した薬剤師、エンジニアはもちろん、プロダクトマネージャー、マーケター、物流担当などなど幅広い職種で募集させていただいているので、詳しくは採用ページをご覧ください。

一緒に世界一の医療体験を創りましょう!!

💁‍♀️PharmaXではエンジニアやプロダクトマネージャーなど積極採用中です





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