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大塚製薬、ループス腎炎治療薬ボクロスポリンがEMAから承認勧告を受領

大塚製薬、ループス腎炎治療薬ボクロスポリンがEMAから承認勧告を受領

大塚製薬は7月21日、ループス腎炎治療薬ボクロスポリン(一般名)について、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)から、成人の活動性ループス腎炎の適応で承認勧告を受領したと発表した。今後67日以内に、欧州委員会(EC)から販売承認について最終的に判断される予定。

 

同剤は、Aurinia Pharmaceuticals Inc.(本社:カナダ、ビクトリア)が、自己免疫疾患である全身性エリテマト―デス(SLE)の最も深刻な合併症のひとつとされるループス腎炎(高度なタンパク尿を伴う慢性の糸球体腎炎)を対象に開発した新規の経口免疫抑制剤。Aurinia社は、2021年1月に米国・FDAから、成人の活動性ループス腎炎の適応で製造販売承認を取得した。大塚製薬は、2020年12月に日本と欧州での独占的開発販売権をAurinia社から取得するライセンス契約を締結している。

 

ボクロスポリン(米国製品名:LUPKYNIS)は、Aurinia社が開発したT細胞増殖・活性化に重要な酵素であるカルシニューリンを阻害することで、免疫抑制作用を発揮する経口のカルシニューリン阻害薬(valcineurin inhibitor:CNI)。

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