大塚HD、2022年第2四半期決算。売上収益8143億の増収も研究開発費増加で、四半期利益は減益。グローバル4製品は順調な展開

大塚HDは7月29日、2022年第2四半期決算を公表。売上収益8143億(対前年同四半期増減率13.3%)、事業利益781億2600万円(同-25.1%)、営業利益671億4600万円(同-39.6%)、四半期利益715億800万円(同-23.7%)、四半期利益(親会社の所有者に帰属する)697億5300万円(同-23.7%)と、増収・減益。通期業績予想は、売上収益1兆6700億円(同11.5%)、事業利益1600億円(同1.8%)、営業利益1620億円(同-1.6%)、当期利益1380億円(同6.8%)、当期利益(親会社の所有者に帰属する)1350億円(同736%)を見込む。

第2四半期連結累計で、売上収益は持続性抗精神薬エビリファイ メンタナ、抗精神病薬レキサルティ、V2-受容体拮抗剤ジンアーク、抗悪性腫瘍剤ロンサーフのグローバル4製品を中心に順調に伸長。

研究開発費は、新規作用機序を持つ抗精神病薬に関する住友ファーマとサノビオン社との共同開発・販売に関するライセンス契約締結に基づく開発費、小児の注意欠陥・多動性障害や過食性障害を対象とした開発中のセンタナファジン、IgA腎症を対象として開発中のsibeprenlimab/VIS649の開発費などの増加や為替の影響に伴い、1252億円(同21.7%増)。これに伴い、事業利益は781億2600万円(同-25.1%)となった。

<グローバル4製品の状況>
グローバル4製品と位置づける持続性抗精神薬エビリファイ メンテ、抗精神病薬レキサルティ、V2受容体拮抗剤サムスカ/ジンアーク、抗悪性腫瘍剤ロンサーフの売上収益の合計は前年同四半期比23.4%増の2911億6500万円

■製品別売上収益

●持続性抗精神薬エビリファイ メンテ 763億3400万円(同20.0%)

●抗精神病薬レキサルティ 756億1200万円(同30.5%)

●V2-受容体拮抗剤サムスカ 482億1000万円(同10.4%)

●V2-受容体拮抗剤ジンアーク 640億8800万円(同33.4%)

●抗悪性腫瘍剤ロンサーフ 269億1900万円(同16.6%)


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