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大鵬薬品、ロンサーフとベバシズマブ併用でOS延長

大鵬薬品工業は2022年9月14日、米・子会社大鵬オンコロジーの提携先、セルヴィエ社(本社:フランス・シュレーヌ)が、ロンサーフ配合錠 T15・T20(一般名:トリフルリジン・チピラシル塩酸塩)の第3相試臨床験で同剤とベバシズマブ併用群が全生存期間を延長したと発表した。試験内容は、切除不能な進行・再発の大腸がん患者を対象とした第3相臨床試験(試験名:SUNLIGHT)。同剤にベバシズマブを併用した群が、ロンサーフ単剤群に対して主要評価項目の全生存期間を延長したと発表した。

【SUNLIGHT試験】
SUNLIGHT 試験は、2 つの前治療した「切除不能な進行・再発の大腸がん」が対象。「ロンサーフ単剤療法」と「ロンサーフとベバシズマブの併用療法」を比較した国際共同比較第3相試験。492人がロンサーフ単剤群かロンサーフとベバシズマブの併用療法群に1対1に無作為に割り付けられた。

主要評価項目の全生存期間(OS)ではロンサーフ単剤療法に対するロンサーフとベバシズマブの併用療法の優越性の検証を目的に試験を実施した。

その他、重要な副次評価項目は無増悪生存期間(PFS)、全奏効率(ORR)、病勢コントロール率(DCR)。安全性、忍容性、生活の質(QOL)に与える影響についても評価する。

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