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アステラス、抗体-薬物複合体PADCEV(エンホルツマブ べドチン)で進行性尿路上皮がんを対象とした一次治療としてのペムブロリズマブ併用療法で良好なトップラインを得る

アステラス製薬は7月26日、Seagenと共同で開発を進める抗体-薬物複合体(Anti-Drug Conjugate:ADC)であるPADCEV(一般名:エンホルツマブ べドチン(遺伝子組換え))について、第1b/2相EV-103試験(KEY/NOTE869試験)のコホートKで良好なトップライン結果があられたと発表した。

 EV-103 試験コホート K は、切除不能な局所進行性または転移性尿路上皮がんで、シスプラチン不適応の患者における一次治療として、PADCEVと Merck & Co., Inc.(以下

「Merck 社」)の PD-1 阻害剤キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え))*との併用療法を評価したもの。

 エンホルツマブ ベドチンとペムブロリズマブの併用群では、コホート K の主要評価項目である盲検下独立中央評価(BICR)により確認された客観的奏効率(ORR)は 64.5%

(95%信頼区間[CI]:52.7 - 75.1)でした。BICR による奏効期間(DOR)の中央値に到達しなかった。グレード 3 以上の有害事象(5%以上)は貧血、斑状丘疹状皮疹、リパーゼ増加、尿路感染、高血糖、疲労、好中球減少、血尿、下痢、急性腎障害、低ナトリウム血症、慢性腎疾患、失神、低リン血症、体重減少、肺炎、敗血症およびアラニンアミノトランスフェラーゼ増加だった。全体として有効性および安全性は EV-103 試験の用量漸増コホートおよび拡大コホートA の結果でみられたもの1と一致していた。試験結果は今後開催される学会で発表される予定。


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